大活字本とは???
特養入所中の男性に「大活字本」を届けたと前回書きましたが、「大活字本」ってご存知でしたでしょうか。
ご本人を訪問して日中の過ごし方など四方山話をしていたら、ヒマな時は本を読むのが好き、小さな字は読めないから施設の本棚にある、字の大きな本を読んでるけど、数が少ないから同じのを何度も読んでる、と仰るのです。わたしは元来の遠視で近くを見るのが苦手なので、気持ちがわかるなー、と思い、同じ文庫本でもフォントサイズも行間も違うし、どの程度なら読めるのかなぁ?と思って、「いっつも読んでる本を見せてもらえませんか」とお尋ねしたのです。で、持ってこられたのが「大活字本」!ちょっと大きめの字、なんてものじゃなく、完璧に大きいのです。20ポイントくらいありそうでした。当然、紙幅も必要だから、分冊になっています。この世にこんな本があったのか!と驚きました。これなら読めるというのは、とっても納得。普通の本屋にはなかなか売ってないだろうし取り寄せるしかない、と思いました。
年金収入のみで生活されていますが少し余裕があるので、そのお金から「大活字本」を買って届けたら、その都度とても喜んでくださいます。お会いできない今は、どうしてもお礼が言いたいと、特養の職員が電話を掛けてきて代わってくれるのです。その声に、役に立ててるなー、と喜ぶわたしは、単純ですね(笑)