« 2014年2月 | トップページ | 2014年7月 »

2014年6月

グッドワイフ

 NHKBSで放映されているアメリカドラマの「グッドワイフ」をシーズン1からずっと楽しみにしています。大抵、一回を3度くらい、他に観る番組がなければもっと、繰返し観ます。弁護士同士の法律を操った丁々発止が面白くって。忙しいとか言いながらも、昨晩の放送分も追っかけで既に観てしまいました。

 登場人物で好きなのは、主人公が働いている法律事務所の女性経営者ダイアン・ロックハート。この女優さんは、映画版の「マンマミーア」でメリルストリープの親友役として、格好いい歌とダンスを披露してました。
 夕べのダイアンも、主人公のアリシアにいいこと言ってました。正しい台詞は忘れましたが、「何がきっかけであったって、叩いていた扉が開いたなら、飛び込まなくてはだめ」という趣旨のことです。ダイアンが事務所のパートナー弁護士のオファーを受けたのは、当時の経営者が性差別で訴えられたので、イメージを改善するために女性をパートナーにしたかったからだとか。でも、何が動機かなんてどうでもいい、ってことです。
 女性が物を言える立場になるには、おセンチな発想だけではダメなのだろうと、ようやく分かって来ました。面の皮は厚くしとかないと。グッドワイフの中に見られるダイアンの生き様は色々と参考になります。まぁ、ここは日本だってことを忘れないようにしなきゃいけませんが。

残念

 ワールドカップ、一勝もできずに代表選手たちは悔しくてならないことでしょう。われわれは、応援する楽しみが終わってしまって残念です。

 期待に応えるというのは本当に難しいものだと痛感します。期待がプレッシャーになってしまうタイプもあれば、外からの期待が自己肯定に繋がって良い結果となるタイプもある、という趣旨のことを、バートランド・ラッセルの教育論で読んだ記憶があります。日本代表として大舞台に立つ人たちは、概して後者のタイプだと思われますが、そういうレベルの問題でもないのでしょう。しかし、インタビューを聞いていると、実力を発揮しつくした感じでもないのかな?と思われ『本番』の難しさを再確認しました。あれだけ鍛錬している選手たちも、人の子なのですね。

配慮?

35歳の独身女性都議会議員が晩産化対策について質問している最中に、「早く結婚したほうがいい」などのヤジが飛んだ問題。ヤジを飛ばした議員は「配慮が足りなかった」と謝罪しています。

 配慮ね~、何だか上から目線ですね。別に、あなたのような人に気遣ってもらう必要ないけどね、とわたしは思います。この騒動は、ただ単に、その発言者(放言者)が前時代的な感覚であることを露呈させて、赤っ恥をかいただけで、その言葉で傷ついた独身女性などいないんじゃないかと思っています。

 司法書士業界でも、こんな発言はあります。

 お酒の席で、「あの人独身やで」などと裁判所の女性職員のことを揶揄するような発言を耳にしたことがありました。「そういう話は、わたしは居心地が悪い。こんなことだから、司法書士界は男社会と言われる。女性を活用、などと表向き言っていても、実態がこれでは嘘八百と一緒」と文句を言うと、その言い訳は「司法書士は酒の席でも仕事の話ばかりで面白みがないと言われているので、仕事以外の話をしようとしている」ということでした。貧困な発想です・・・

 ある集合体に、独身の男女が1人ずついるからといって、何かと2人を結びつけた話題に持って行こうとしたり。あまりにむかついて「ここって大人の集団ですよね」と嫌みを言ったこともあります。

 それにしても、当のヤジった議員は議員の資質に欠けますね。騒動になった後、しゃぁしゃぁと自分ではないと否定発言をするなんて、逃げ切れると思ったんでしょうか。見通しが甘すぎますよね。

 それから、司法書士にも常識のある男性は大勢いますので、念のため。

よそ行きの声

 いつもマナーモードにしている携帯電話(スマホではありません)をフッと見てみると、着信がある。知らない携帯電話番号から。留守電メッセージが入っていたので、念のため聞いてみると

「電話出よれへんねん」

「あんたが悪いんちゃ・・・」

「そやから、電話出よれへん・・・」

と、雑音交じりで、しわがれた女性の声と後方に年配の男性の声が残っていました。

 こりゃ、どこかから何かのクレーム電話?身の覚えはないけれど、火消しは最初が肝心!と思い、知らない番号に折り返し架けてみました。

 そうしたら、「Y(店の名前)ですけど、憶えていただいてますか?」と年配女性がよそ行きの声で応答するではありませんか。

 なんと、大阪司法書士会館近くの飲食店の店主でした。要は営業の電話をして来たみたいで、呼び出し音からメッセージ録音に変わったことに気づかず、普段の喋りが録音されてしまったようです。

 もちろん、二度とお電話は結構です、と言いましたが、有りがちなミステイク。楽屋裏の声と表舞台の喋り方と、あんなに違うと、なんて調子のいい人間かと思われます。日頃から、盗み聞きされても恥ずかしくないような話し方をしなくては、と自分に言い聞かせました。

 しかし、実は、事務所にかかった電話にわたしが出ると、それが同業者からだったとき、「えらいよそ行きの声ですね~」としばしば指摘を受けているのです。名乗られた途端、地声で「あ~」と言うもんだから。表裏の落差は、あまり大き過ぎないように注意しましょう♪

« 2014年2月 | トップページ | 2014年7月 »