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2013年7月

祝!山開き

 15年以上前に、離婚直後の友人がモヤモヤを吹っ切るために、山なんて縁がないのに富士山に登ると決意して、大学時代に取った杵柄のおかげでわたしが随行役に抜擢されたとき、最初で最後の富士山登山をしました。

 北アルプスの稜線なんかから、富士山の天辺が見えたりすると、皆一様に有難がったものです。あのシンメトリーな形状と先端の白色部分の鮮明さが、何だか神々しい印象を与えるのでしょうか。

 ご来光を求めて登ったので、未明の山上は真夏でも寒くて寒くて、鎖場の手前は渋滞ができてしまって足踏みしながら待ったことを覚えています。満天の星に向かって上がっていくような気持ちになったことも良い思い出です。

 けど、山頂は狭いし(単に人が多すぎるからかも知れない)、下り道は砂が舞うし(今はこの道は使われてないとも聞いたような)、遠くに美しい富士山を望めないし(足下にはあるけど)、結論としては、富士山は登る山じゃなく鑑賞する山だと、それ以来言い続けて来ました。なので二度目はない予定です。

 そしたら、今朝10チャンの森ちゃんも同じこと言ってました!分かってるじゃん、森ちゃん♪

 でも、友人のように何か精神的なものを求めているなら、霊峰でもあるわけで、登ってみるのも良いかも知れません。日本最高峰ですから達成感もあることでしょうし。でもでも、折角の日本の宝。大切にはしたいですよね。遠目には美しいけど、近くで見たらゴミだらけ、なんてことになると目も当てられません。

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