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コロナビール的飲み方

 先週、つい興が乗ってしまい、キリンビールの中ビンを、コロナビールのようにグラスを使わず飲んでしまいました 楽しかったからとは言え、お恥ずかしいです・・・

 前回も書いた公職選挙法の改正。どうやら今月中に成立して、夏の参院選に間に合いそうだとか。では、選挙権が回復した成年被後見人の支援者である成年後見人は、どのような対応をするべきなのでしょうか?

 本人が、成年後見制度利用前に投票を行っていたかどうかにも因ると思うのですが、取りあえずわたしは、全員に対して(もちろん本人とは限らず施設も含め)、投票ハガキがちゃんと送付されているかを確認しようかと思っています。リーガルサポート会員の報告によれば、これまで選挙権がないはずの成年被後見人のところへも投票ハガキが送付された例は結構たくさんあるとのこと。それなら反対に、選挙権が回復しているのにハガキが送られてこないこともあり得るかと思ったりして。

 ただまぁ、選挙へ行くように促すのはおかしな話だと思うので、ご本人が投票所に行きたいと思っているのに自力では行けない場合に同行してくれるヘルパーを依頼するとか、そういうことが後見人としての対応になるのかなぁと思っています。

 それにしても、数年前に後見開始申立てをした、それまでずっと選挙に行っていた男性にとっては朗報です。後見人になった親族の方も選挙権喪失のことは残念がっておられたので、きっとホッとされているはず。

 一方で、あまり選挙に関心のない成年被後見人に対して、周囲が介入して不正な投票に繋がらないか、この点については懸念されます。ただ、「疑わしい遺言」と同じで、他者の影響を強く受けているのか、本人が形成した意思なのか、判断するのは困難を極めますよね。

 さて、週末は大阪司法書士会でも投票が行われます。今年から、前日のみ期日前投票も可能になりました。少しでも投票率を上げるため?開票結果いかんでは、再びびんビールをラッパ飲みとなったりして?

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