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やればできるんだ

 成年後見制度の利用をしている「成年被後見人」には選挙権がないとする公職選挙法の改正法案が今国会に提出される見通しとなった、と報道がされています。

 法律改正には何年も掛けるのが日本の流儀かと思っていましたが、3月14日の違憲判決から行動が早いですね。先日も、お母さんと暮らす知的障害の女性から相談を受けました。ずっと選挙には行っているそうで、どの候補者に投票するのかテレビなどを見ながら選んで来たとのことでした。成年後見制度に関わる私たちにとっても、この法改正は朗報です。

 こんなスピードで対処できるのに、もう一つの選挙がらみの違憲判決「一票の格差」問題は解決の目途が立っていないようです。やはり利害関係者自身に改正をしろと言っても無理だという証拠のように思われます。議員も人の子、っていうことですね。国会議員としては、自分の利益より国民の利益を優先させるべき課題であることは明白なのですが。

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