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2013年2月

親の仕事を継ぐ

 昔、資格を取るということに全く興味がなかった頃、お父さんが税理士をしている先輩が「継がなもったいないからな」と言った意味がさっぱり分からなかったのですが、自分で開業してからは、我々のような士業の顧客は一種の財産であるということがしみじみ理解できました。

 なので、同業者や税理士に2代目、3代目が多いのはとても納得です。親の顧客をそのまま子が引き継げば、労少なく事務所経営ができますし、様々なノウハウも継承されるのでしょう。ただ、我々の場合には、最近は、子が弁護士にランクアップすることも多いようです。

 ところで、先日来のレスリングがオリンピック競技から外される!という一連のニュースを見ていて驚いたのですが、IOCの理事職も世襲の対象なのですね!!ジュニア・サマランチという理事が、かつてのサマランチ会長によく似た顔でインタビューに答えていました。

 IOCの理事の椅子は、承継する価値のあるものだということなのでしょうね。もちろん、親が引退するときに子を後任に指名することはできないでしょうが、それは、司法書士業も同じこと。司法書士試験に合格しなければ、いくら継ぎたくったって、継がせたくたって無理なんですから。でも、子が親を承継できるように努力するのは、それをしないとせっかく親が培ったものが水泡に帰すからです。他所に行っちゃうのです。きっと同じことがIOC理事にも言えるのだろうと、テレビ画面を見て思ったわけです。

 司法書士の子が、最近では弁護士を目指す例が多いのは、承継する意味が小さくなってきている証なのかも知れません・・・・

友チョコ

 女同士でバレンタインデーにチョコレートを贈るケースが増えていると聞いてはいましたが、今年初めてチョコレートを二つももらいました。嬉しやうれし。

 自分の食べる分なら、ガーナチョコレートか小枝かなぁ?もちろんそれも美味しいのですが、素敵なデザインのチョコたちは上品なお味でした。

 ホワイトデーの何かお返しするべき?ちょっと考えるのが楽しいかも

 ちなみに、自分では誰にもあげていません 会議のおやつに配るように、袋入りのチョコレートを持って行ったくらいです。こんなもんでは、ホワイトデーは期待できないですよねぇ。

ボケるにもTPO

 北の国の同業者に「他にはどんな研修ができるの?」と尋ねられ、「この前やったのくらいでしょうか。あとは会社設立とか」とボケてみましたが、「いや、成年後見関係で・・・」と真面目に受け取られてしまいました。リーガルサポートの集まりですから、そりゃそうですよね。実はツッコミを待っていたのですが、近畿圏外ではなかなか通じません・・・

 しかし、どう考えても、会社設立の講師なんてできそうにないですねー。

 もちろん、会社設立登記は何度もしたことがありますし、安心してお任せいただいて大丈夫ですが(ここは声を大にして言いたい!!)、新人司法書士相手ならともかく、中堅どころの同業者に対して話せる、会社設立に関するわたしなりの経験とか考え方とかワンポイントアドバイスとか、そんなものはないなぁっていうのが正直なところです。

 そもそも研修で全ての内容が驚くことばかりなんてことはあるはずがなくって、基本は自分の考え方ややって来たことの確認で、一つ二つ「へーそうなんや」とヒントを得られれば十分と思っています。でも、その「へー」は、その分野への強い関心を持って日頃執務をしていなければ、なかなか与えられないものだろうと思います。

 というわけで、会社設立の講師はできそうにないし、間違っても引き受けません。わたし、嘘を言ってしまいました ごめんなさい。

 ところで、以前に北の国でした研修は「任意後見&遺言執行」ですが、「へー」を提供できたかどうかは定かではありません・・・ 

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