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2012年9月

大阪弁

 これまでお目にかかったことがなかった取引先の方と、初めてお会いしました。東京から出張でいらしたそうです。主にメール、たまに電話で打ち合わせをしていたのですが、「電話で、あー大阪の方だなぁ、と思ってました」と言われちゃいました。

 生まれも育ちも大阪なもんで。

 20代のころ、東京出張でタクシーから降りるときに、運転手さんに「おおきに」と言って、同行のおばちゃんに呆れられました。大阪弁は全国区なので、何も恥ずかしがることないというのは今も昔も同じです。

 って言うか、どこの方言でも恥ずかしがることはないと思いますが、分からないのはちょっと困りますよね。先日、九州での会議に参加しましたが、ところどころ分かりづらいところがありました。

 昔、破産審尋で、東北出身の依頼者が緊張のせいか裁判官の質問に「んだ」と答えて、裁判官も思わず笑ったことがあります。方言でも、意味が分かると問題ないですよね。

 東京で行われる会議で、提案事項を説明するときとか、標準語になっていると先日指摘を受けました。これも緊張のせい?それとも知らぬ間にカッコつけてる?

「MOVE」と「ステキな金縛り」

 滅多にiTunesを覗くことはないのですが、iPodの曲を少し入れ替えたくて行ってみたら、お気に入りの上原ひろみのニューアルバムがあったので早速購入。そしたら今日の日経夕刊でも取り上げられていました。

 6年くらい前にナンバの小さなホールに聴きに行ったことがあるのですが、エネルギッシュで繊細でいいですよねー。日本ツアーがあるそうなので行きたいですが・・・

 iTunesでは同時に「ステキな金縛り 深津絵里・西田敏行」も購入しました。歌いやすそうなので、カラオケのレパートリーにしようかと目論んでみたのですが できれば阿部寛とか従えて歌いたいですね。

 iPodには、その他紅白歌手の松田聖子やレディーガガや少女時代などが入っていたり、チャイコフスキー、マーラー、ショパン、リストなどもあって、気分に合わせて選べるので、新大阪東京間も苦なく過ごせます。「ステキな金縛り」を聴くときはうっかり口ずさまないように気を付けないと。

 それにしてもiTunesは少し怖いです。わたしが以前に「月下美人 門あさ美」(同世代の人なら分かるはず)を購入したら、次回からその頃のJ-Popというのかな、そういう曲を色々と薦めてくれるのです。怖いなー、わたしのことばれてる感じで。

家族のかたち

 遠方ではあっても台風が近づいているからか、風が強くて自転車が倒れたりしています。台風が秋を運んでくれたら良いのですが・・・

 先週同業者で話題になったのは、尖閣諸島の所有権移転登記は誰が行ったのか?ということ。やはり公共嘱託登記協会(正しい名前?)なのでしょうか?権利者は「国土交通省」だという情報は入ってきました。賃借権は「混同」で抹消されたとか。登記事項証明書見た人いるのでしょうか?

 この所有権移転を契機に大変な騒ぎになっていて、心配ですね。党首選の真っただ中で、政府が細心の注意を払った対応をしてくれるか懸念されます。

 沖縄料理店でのライブに行きました。知人が三線を初お披露目する会でした。最後はエイサーで締めくくりで、皆立ち上がって思い思いに踊って弾けてました。楽しかった― 知人から、わたしのようなストレスの塊はエイサーのグループに入って定期的に発散すべきと諭されました。

 その知人は齢70を重ねたそうです。物忘れがひどくて心配でしょうがないと、笑いながら嘆いておられます。「心配できるくらいなら大丈夫です!」と断言すると、「たくさんの人見てるあなたから言われると安心やわ」と喜ばれましたが、医者じゃあるまいし、何の根拠もありません。でもまぁ、あんまり心配ばっかりしていると、よくないと思いませんか?その方の場合ご家族もいるし、変化があれば気づいてくれるでしょうから、滅多なことにはならないでしょうし。

 厚労省の「全国家庭動向調査」によれば、65歳以上の人の家族形態で単独は16.8%、夫婦のみ世帯は37.2%ということで、高齢者のみで暮らしている高齢者は半数を超えています。こうした人たちの場合に、心身の変化が人に察知されないことが心配です。例えば、スーパーのレジの支払で以前よりもたつくようになったことに気づいたら、その情報をご本人のために活かせる地域作りが今後は求められるのじゃないかと思います。

 そんな調査結果をなぜ見ているかと言うと、今年の家族法研究会のテーマが「家族のかたち」だからです。どんな風に家族のかたちが変わってきているのかデータで明らかにしようとしているのです。もっとも、資料は仲間が探してきてくれました ジッと見ているだけで面白いですよ。子夫婦と同居している高齢者の割合は、この20年間で半分以下になっています。長寿化とそれに伴う現役高齢者の増加など色々な背景があるのでしょうけれど、それだけでも、家族のかたちが変わっていることがわかります。

取引支店以外で定期解約

 被保佐人の定期預金を解約しに最寄りの銀行に出向きました。しばらく待たされて「このお口座は保佐人口座ということなので、取引支店でのみのお手続きになります」と言われました。それならそうとサッサと言ってよ!という気持ちもさることながら、「前にもやってもらったことありますよ」と言うと「そうでうすか、それでは少しお時間いただきますが、取引支店と連絡を取りますのでしばらくお待ちください」と!

 要はいろいろ面倒くさいから「できない」と言ってみて引き下がってくれたらラッキー、っていう発想でしょうか???取引支店へは片道40分もかかるのに、よくもまぁそんな負担を顧客に簡単に負わせようとするなぁ。

 これが、片道40分だから行く可能性もあるけれど、片道4時間だったらどうなの?って感じです。別の被保佐人が、大阪在住なのになぜか東京の支店の口座を持っていますが、いずれも最寄りの支店で手続きできました。先に書いた銀行ではなく、合併を繰り返したメガバンクですが。

 結局無事手続きができて、但し取引支店での処理になるらしいので、普通預金口座に振り込まれるのは週明けとなりました。

 新たに取引に入る際に、自行のやり方に固執するのは別に構わないと思っています。こちら側もそこでどうしても取引をしてもらいたいなら条件飲むしかないですし、嫌なら他へ行けばよいのですから。でも取引中の相手に合理的でない手続きを要求するのは、それを拒んだ際に、どちらに非があるのでしょうね?

秋よ来い

 そろそろ秋風が吹いてくれてもいいんじゃないの?と愚痴の一つも出ようかという、しつこい暑さです

 阪神タイガースにはとうに木枯らしが吹いたっていうのに・・・今は試合結果を知りたくもありませんね。

 さて、来年4月に障害者自立支援法が障害者総合支援法に変わって、そこにも市民後見人の育成及び活用が、市町村の障害者を支援する事業として規定されたそうです。

 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/sougoushien/dl/sougoushien-06.pdf

 わたしのこれまでの経験では、障がい者の後見人は認知症高齢者の後見人よりも難しいというのが感想です。認知症高齢者の方については、これまでの人生や考え方について理解を深めやすいように思えるのです。知的障がい者の方にも関与していますが、想定外のことが認知症の方よりも多くて、接し方に失敗したこともあります。

 市民後見人が一躍持てはやされている感もありますが、その具体的活用については慎重に判断しなくては、支援する市民後見人も支援される本人もしんどいことになりかねないと思っています。もちろん現場では、市民後見人が選任されることが適切な事案であるかどうかの見極めは行われていくのでしょうけれども。

 そういう意味では、市民後見人の活用が広まるからと言って専門職が後見業務に関与しなくても良いということではないのでしょうねー。

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