下半期スタート
2012年も下半期に入りました。懸案事項満載でなかなか苦難の折り返しです
成年後見人としてご本人の支援をしていると、その人を取り巻く様々な人たちと関わりを持つことになります。ご家族しかり、行政担当者や、福祉サービス事業者、そして古くからの友人知人など。
互いに仕事として関わっている関係なら距離の取り方に戸惑いはないけれど、一般市民である友人知人の方には少し難しさを感じます。
一つは、成年後見人の立場を正確に理解されていないので、初めが肝心なのに誤解を与えてしまって、後日衝突しなければならなかったりすること。生業でのことなら衝突しても互いにドライに割り切れば良いけれど、ご本人の友人である場合には、衝突の結果疎遠にでもなったりしたらご本人に不利益になってしまいます。
また、ご本人の情報をどこまで共有してもらっても差し支えないかという判断も難しいです。例えば、入所先をお知らせするのは、大半の場合には構わないと考えています。恐らくは、偶には顔を見せてあげよう、などと思っておられるだけなのですから。ご本人も嫌がらないと推測できます。でも病状などは、いくら親しい友人でもご本人は黙っていたかも知れないわけで・・・
けれども、ご本人についての情報を得られるのはその友人だけだとすれば、様々な場面で関わってもらいたいという思いもあります。本人以外の第三者であるということで言えば、親族関係があろうがなかろうが同じだと思うので、家族に関わりを求める局面で、本人をよく知る友人でもいいんじゃないか、と。
判断のファクターは、本人の利益かどうか?ということと、将来わたしがトラブルに巻き込まれないか?とことかと考えていますが、これもまた競合する場合もあったりして?