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2012年6月

大阪のおばちゃん、ってか?

 当事務所に架けてくるはずもない大手マンションデベロッパーを名乗って「先生は?」と電話があったので、面白半分に出てみました。「上本町に新しく高層マンションを建設中で・・・」と言うので、「その登記をご依頼いただけるんですか?」と言ってみたところ「は?」と相手は絶句。「そのマンションの登記をうちにやらせてくれるんですか?」と繰り返し問うと「いえ新築マンションのご紹介です」と言うので「それなら結構です」と朗らかにお断りしました。

 夜、飲み友達とおでん屋に行って、日本酒を燗で頼みました。友人が「ちょっと熱めで」と言う傍から「ちょっと多めで」と小声でつぶやくと、「OKでーす」とカウンターの中のお兄ちゃんが一升瓶をさらに傾けてくれました。

 どっちも、大阪のおばちゃん全開ですか!そんな自分が好きなんですが・・・

 分譲マンションの登記の仕事は、全国の司法書士の憧れと言って差し支えないと思うのですが、同業者のみなさん、いかがでしょうか。司法書士業務でまとまった報酬が得られることはそうそうありませんが、分譲マンションの保存登記は一戸あたりの報酬は通常と同じでも戸数分が期待できるので、総額では大きくなるわけです。

 中古マンションを買う場合などの所有権移転登記は、原則として登記費用を負担する買主に司法書士を決定する権限があるでしょうが、分譲時には、デベロッパーが登記を委託する土地家屋調査士と司法書士を決めており、契約書か重要事項説明書かでその縛りについて触れられていると思います。

 デベロッパーがマンションの売り主として多くの書類を用意しなくてはならないところ、それを交付する司法書士が様々だとあまりにも煩雑すぎるので、デベロッパー側で決定するのは止むを得ないことだと思うのですが、とにもかくにも分譲マンションの登記は司法書士にとって垂涎の的なので、デベロッパーサイドへの司法書士からの営業攻勢は大変なものがあることでしょう。

 というわけで、デベロッパーの方から「新築マンションの登記お願いしたいんですが」なんて電話が架ってくるわけはないのです 「いじわる」以外の何物でもないとも言えますが、仕事中に乱入して来てこちらの時間を奪おうというのですからそれ相応の覚悟を持って電話してきているはず、と高をくくっています。

 ところで、司法書士の端くれとして、司法書士生涯に一度くらい分譲マンションの登記を、100戸とは言わないからせめて30戸くらいでもやってみたいものですが、そのような機会が訪れないことはほぼ間違いがないでしょー。

上には上が・・・

 手前味噌、自画自賛、自惚れではあるのですが、割と実年齢よりも若く見られることが多くて、初対面の方に「エーッ!」と言われるのが当たり前と思っていたのですが (もちろん多少のサービス精神が入っていることも分かっちゃいます)

 先日、リーガルサポートの仲間と社会福祉士のグループとで勉強会と懇親会をしたところ、絶対に年下だと信じていた女性がなんと年上で、おまけに大きな子供さんまでいることを知って、もう恥じ入ってしまいました。すごい!の一言に尽き、思わず「尊敬します!!」と言ってしまいました。完敗とはこのことです・・・

 さて、成年後見業務に携わるまでは社会福祉士という言葉を聞いたことがあったかさえ定かでないくらい、遠い存在の専門職でしたが、今となっては地域包括支援センターや自治体の職員、ケアマネージャーなどなど様々なシチュエーションで出会いますし、何と言っても第三者後見人の受け皿として司法書士、社会福祉士、弁護士は「三士会」などと呼ばれていて、後見人仲間でもあるのです。そういうわけで、今回小さな地域限定で情報交換の場を持ったのですが、そもそもが畑違いですから、お互い知らないことが沢山ありました。

 社会福祉士は独立して事務所を構えておられる方はとても稀で、市役所や社協や介護事業所などにお勤めの方がほとんどなので、司法書士は勤務するにしても司法書士事務所だと説明すると驚いておられました。

 こちらはこちらで、「ぱあとなあ」というのが社会福祉士会の相談センターの愛称とは知らず、リーガルサポートのように別法人だと誤解していた人もいましたし、なんだか基本的な質問をし合っているのがお見合いのようでもありましたね。って、お見合いしたことありませんが。

 専門性が全く異なるので、受任する事案の特徴が違っているのは当然ですけれど、社会福祉士が得意と言われる「身上監護事務」要は「本人の気持ちを尊重しながら日常生活が円滑に運ぶよう援助すること」が求められないケースはあり得ませんから、どちらかと言うと、こうした情報交換では私たちの方が学べることが多いと言えるかも知れません。社会福祉士の受任事案で法的な対応が必要となれば、それを後見人として処理するのではなく、その部分を弁護士または司法書士にアウトソーシングすることになるのでしょう。

 お酒好きの方がそれなりにいらっしゃって、幻の焼酎「森伊蔵」を味わいながら今後の活動を打ち合わせをする約束もできていました 男気のある女性が多そうで、次も楽しみです

さ、さ、三回目?

 今日の(昨日の?)トピックはもちろん、聖子ちゃん再々婚です。

 二学年上の完全に同世代。青春は聖子ちゃんの歌と共にありましたと言って、全くもって過言ではありません。大学時代に長期でヨーロッパ旅行に行った友達が、帰ってくるなり聞いてきたのは「聖子ちゃんの新曲どんなん?」。その回答は「ピンクのモーツァルト」だったと記憶しています。

 眠たいので詳しくは書けませんが、この期に及んで・・・というのが率直な気持ちです。彼女らしく一人雄雄しく生きて行くのだと、勝手に信じていました。同志を失った気分です 頼りになるのは阿川佐和子だけか・・・でもちょっと世代違うし。

 

早起きは三文の得

 早起きすると、仕事の能率も上がりダイエットも成功して、あれやこれや良いことずくめという内容のテレビ番組がありました。

 宵っ張りのわたしにはツライ・・・

 成長ホルモンが出るのが午後10時から午前2時でその時間帯に眠っておかないとお肌に良くない、というのもよく言われることだし、宵っ張りにエエことなし!ってわけですな。

 ところで、これから極限まで節電する覚悟だったのに、大飯原発動かすって本当に?という感じです。唐突な気がするけどなぁ。これが首相のリーダーシップというものなのでしょうか?決定プロセスが見えない、と誰かが言ってました。確かにねー。

 電気がふんだんに使える状態に戻ってしまうと、日々の暮らしに明け暮れて、結局原発のことを考える機会を失わせてしまうように思います。でも、本当は重要な問題なのでしょう?

宵っ張り

 夜になると目がらんらんとして来るのは幼い頃からです。ただ今崖っぷちの課題を持っていて、毎晩夜なべをしています。

 が、今日はさすがに昼間も頑張らなくちゃと宿題に立ち向かってみたら意外に進みました。夜しか集中できないというのは、ただの思い込みだったのでしょうかね。

 ところで先日「何時頃寝てますか?」と聞かれて「宵っ張りだから」と答えると、???と意味が通じなかった様子。10歳くらい年下の人でしょうか。色々な言葉が消えて行ってるのですね。

 一方で、新しい言葉もどんどん生まれていて、「コンプガチャ」なんてニュースになって初めて知りました。でも、ニュースになった後も知らなかった先輩同業者がいたなぁ。きっと目や耳に一度は入ったんだけど、受け付けずに通り過ぎてしまったんでしょうね。これだけでは、意味が分からないですもんね。

 「宵っ張り」。漢字を見れば、意味は何となく想像ができますよね。

空腹に耐える

 お鮨屋さんが「空腹が頭と健康にいいらしい」というのです。こっちはカウンターに座って満腹を噛みしめてるところだというのに。

 夜中に目覚めてふと「ワークライフバランス」という言葉を思い出しました。仕事に少し傾き続けていると、バランスを取るために、服を買ったり美味しいもの食べに行ったりするのでしょう。手っ取り早いバランスの取り方です。

 それにしても、夜中に目が覚めたのは多分お腹いっぱいだったから。今日の頭の働きや如何に?取りあえず夜までは何も食べずに頑張りましょう。

 先週、日本成年後見法学会の総会後に学術大会があったそうです。東京なので行ってはいませんが、権利擁護よりも本人の意思決定援助を重視すべき、という話の流れだったそうです。ですから、行為能力を制限する「成年後見」ではなく「補助」中心に利用すべきという話もあったとか。制度そのものを三類型から一元化へという主張もかねてからそれなりになされています。

 申立て準備中の事案で、診断書が「保佐」で出ているのだけれど、その人の暮らしぶりから取消権はまず必要ないし、あるトピックへの対処のために代理権が必要なだけなので「補助」で申し立てすることを考えています。家庭裁判所はどう対応するでしょうか?診断書重視は相変わらずですかね?申立の予約の電話の時「診断書と申立ての類型は同じですか?」と必ず聞かれますが、事理弁識能力の判定は最後は家裁がするべきと思っています。もしもそれは医師にしかできないというなら、常に専門医の鑑定をするべきだろうし。しかし、鑑定率はまたまた下がっていました、最高裁の公表資料では。

 

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