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国語教科書批判

 久しぶりに、電車の中で本を読んで「ププッ」と吹いてしまいました。それも何度も。

 何を読んでいたかと言うと、丸谷才一著「完本 日本語のために」文庫本です。タイトルの章で、小学生の国語教科書を具体的に取り上げて、まさに「歯に衣着せぬ」論評を行っているのです。

 『かういふ馬鹿げた素材を扱はなければならない教師たち、かういふ下らない勉強に頭を悩ましてゐる児童たちに、わたしは同情を禁じ得なかつた。』という具合です。この文の直前には教科書名が記されています。

 丸谷先生怒ってます!なのですが、文筆界の大御所であるという自意識による「上から目線」の批評ではなくって、教科書の作り手たちと対等な立場で向かい合って憤慨しているように思われて、何だか愉快な気分になりました。失礼ながら、いい人だなぁと思ってしまいます。こんな読み方は間違っているのでしょうか?

 かつて、誰かが、多分清水義範だったと思うけれど、丸谷才一の文体を真似して昔話を書いていたなぁ。あれも面白かったです。真似しやすいのは間違いないですよね?

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