女性専用車両考
阪急電車は昼間も、特急などでは女性専用車両の設定があります。
混んでない時間帯は、別にそれを選んで乗る必要性は感じないのですが、今日はたまたま立っていた所がその車両の場所でした。
ホームで待っていると、立ったり歩いたりできないわけではないけど、しんどい時に座るために車いすを帯同している老夫婦の夫が(車いすは夫のための様子)「ここは女性専用やで」と二度も妻に注意を促して、わざわざ別の場所へ動いて行かれました。子連れだとか介護のためなどの場合には、女性専用の例外に当たるんだったような気がしたけれど、夫は世の中みんなで守ろうとしていることに反したくない、という思いだったのでしょう。妻の方は「別にいいやん」という気持ちと見受けましたが・・・
で、来た車両に乗り込むと、サラリーマン風の中年男性が四人掛け椅子に座っていました。気づいてないのか、「女性専用」に対する反発心か、女性専用車両が好きなのか・・・電鉄側が勝手に作ったルールだし、拘束力はないのだろうし、別に構わないのだけれど、隣や向かいに座られたら「せっかく女性専用なのに」と思ってしまうでしょうね。
しんどい体でホームを移動する老夫婦を見た後だったので、考えてしまいました。やっぱり、おじいちゃんの振る舞いの方が紳士ですよね。