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自由って何だ?

 日が着実に長くなって来ましたね。寒さはこれからが本番ですけど。「冬来たりなば、春遠からじ」。悪い出来事があっても腐らずに行きましょう、と自分にエールです。

 さて、遺留分です。遺留分は、遺言者の財産処分の自由と相続人の公平性を調整する役割があるそうです。しかし、わたしは、生きてる間は自分の財産をどのように使おうが自由なわけだし、成年後見人として「ご本人の財産はできるだけご本人のために有意義に使いましょう」という考え方が是とされていると思われるし、ご本人の死亡時に財産がゼロになっているのが理想的という意見まであるのだから、そこから演繹すれば、自己の死後の財産の行方も100%自由に決められていいのじゃないか、その自由を制限してまで保護すべき利益などないのではないか、と思っていました。

 昨日も、来月の家族法研究会の発表会打ち合わせをしていたのですが、その最中にハタと頭に思い浮かびました。遺言者が100%自由に財産を処分できるべきである、という考え方の前提には、遺言者を取り巻く人たちも100%自由に振舞っていることが必要ではないか、と。遺言者の家族が、色々なしがらみや風習や伝統などに束縛されて自由に振舞えないのなら、その不自由さについては無自覚かも知れないけれど、確かに、遺言者だけが自由にするのは理不尽な結果になることもあるかも知れない、と。

 一つのテーマを少しずつでも考え続けると、色々と新しい発見があるものです。昨日の打ち合わせのメンバーも、最初とは考えが変わって来た、と言っていました。これこそ研究である、という気もしています。自画自賛が過ぎますかね?

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