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2011年9月

桃の剥き方 その2

 今日、電車で後ろに立っている20代と思しきOL二人が、果物の剥き方の話をしていました。

 先輩の方(敬語の使い方で判断)が、梨もリンゴもピーラーで剥くというのです。そして、桃もピーラーを試したけどダメだったそうです。

 無茶しはりますわ それにしても、この会話が耳に入って来たのは何たるタイミング!本場の剥き方を伝授すべきだったでしょうか・・・

桃の剥き方

 先週訪れた長野では、桃の剥き方も学びました。これまでは、母がやっていたように丸のまんまで皮を剥いて、それから種にかすらないようにしながら適宜包丁で厚めにそぎ落としていく感じというのでしょうか?最後は種の周りに果肉が残りますから、それは直接かじりついてました。

 生産者の方は、まず皮を剥く前に包丁を深く入れて種の周りを一周して切り込みを入れ、桃を二つに分けて、中に残っている種をぱかっとはずして皮を剥いて、食べやすい櫛形にカットしていました。なるほど!アボカドと同じですね。種が固いところが共通点です。
 
 長野でいただいた桃は「黄金桃」という種類だそうです。多分初めて食べましたが、驚くほど甘くて香り良く美味しかったです

 

 

茗荷はどんな姿で?

 茗荷がどんな風に自然界に存在しているかご存知でしたか?蛙の卵を25歳の春初めて見た純正都会っ子の私が知るはずもなく、地面にひっそりとあの姿で生えているのを見て驚きの声を上げてしまいました。だからと言って、特段具体的イメージがあったわけではありませんが。

 仕事で長野を訪れた際、茗荷のほかにブドウや桃、リンゴ畑を案内していただき、もぎたてを食べさせていただきました。丁寧に作られた果物はいずれも美味。作り手の方は、熟した果物ばかり食べているので、そこいらで売っているのは食べられない、と仰っていました。贅沢なことですね。けれど、農作業の肉体的厳しさと経済的リスクは相当なようでもあります。後継者不足で放棄地が散在しているそうで、美しい里の姿も虫食いのように荒地が混じっていました。農業政策をしっかりと考えてもらわないと、と消費者としても切実に思います。

 自然が残っているということは、自然と闘うということでもあるのでしょうね。そして、自然の影響を、良いものも悪いものも、ゼロにするということはできないのだろうし、それを目指すと最後はマトリックスの世界になってしまう???

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