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2011年5月

「裁判官が日本を滅ぼす」

 寝る前にふと本棚を見ると、タイトルの文庫本が目に入りました。いつ買ったんだろ?読んだのかな?あまり記憶のないままページを繰っていると、共感を覚える箇所がやたらと目に留まります。

 成年後見業務に携わるようになって裁判所、とくに家庭裁判所と接する機会が格段に増えて、最近ではめっきり裁判官に対する見方が変わって来ました。

 この本の著者は「なぜ君は絶望と闘えたのか―本村洋の3300日」も著していて、司法問題に関心が高いようです。

 裁判官たちは、このような書物が世に出されていることをどのように考えているのだろう、と思います。ほんの一部の非常識な裁判官のことをあげつらっているだけと捉えているのか、あるいは一握りにせよエリート意識ばかり強く社会に奉仕する気持ちを持たない裁判官の存在を憂いているのか、まさかごまめの歯ぎしりなどとは思っていないことを願います。

 わたし自身も、法的知識を金科玉条のごとく振り回したり突き付けたりするべきでなく、相手の心情を汲みとりながら説明を尽くさなければ、法律による解決は社会生活と乖離したものになってしまうと自戒しました。特に成年後見業務では当事者ではない親族や関係者と相対する場面も多く、結論だけを伝えて済ませてしまうことがあるのです。しかし、少し時間を要しても結局相手の納得が得られなくても、説明を怠ってはいけませんね。何と言っても司法書士は「街の法律家」を自任しているわけですから (と信じてグーグルで「街の法律家」と検索すると行政書士関係のウェブサイトばかりヒットしました

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