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司法修習資金貸与制

 司法試験に合格してもすぐに弁護士などになれるわけではなく、司法修習を受けなければならず、その間はアルバイトなども禁じられているそうで、これまではずっとお給料が国から支払われていました。それが、これからは必要な人には国がお金を貸し付ける貸与制に変わるということで、ただでさえ法科大学院の授業料などで大変なのに、これじゃぁ金持ちしか法曹になれなくなる、と主に各弁護士会が反対の声明を出すなどしているようです。

 この貸与制の中身ですが、基本月額23万円で、修習終了後5年据え置き、10年年賦、利息の定めがないのでどうやら無利息のようです。

 これまでに比べると見劣りするでしょうけど、でも、十分な特典のように思えるのですが?

 前にも少し触れたことがありますが、大阪弁護士会館は非常に(異常に?)ゴージャスな建物です。それは弁護士の皆さんの会費で賄われているのでは?すなわち、そんな会費を負担できるだけの経済力があるのです。大阪司法書士会館を見てやってください。会員に研修に参加せよと呼び掛けながらも、全員が来たら到底入れない、5分の1を収容しても立錐の余地なく酸欠状態なんですよ

 司法修習はそのような高額報酬を得る職業に付くための訓練なのです。もちろん、しっかりとスキルアップをしてもらうことは国民にとっても利益ですが、ご自分たちの利益であることも100%間違いないと思います。

 無利息なのだし、そこそこ稼げるようになってからでいいのですから、返してくれたっていいのではないでしょうか。

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