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安心感を与えてこそ専門家か

 起きたら片方の耳が詰まった感じで、それが一向に収まりません。耳を片方ずつ手のひらで抑えて聴こえ方をチェックしてみてもあまり違いは感じないけれど、周囲に突発性難聴の人が多く、おかしいと思ったら早めの受診!と説かれていたこともあり、昼前に近所の耳鼻科を探して行きました。その頃には、何やら耳の付け根がズキズキするようになっていて・・・

 ちょっと年上の感じの女性の医師でした。落ち着いた雰囲気と声が印象的で、診察の椅子に座っているだけで不安な気持ちが消え去ったことに気づきました。まだ、症状の原因が分かったわけでもないのに。

 先日、以前から知る若い女性が相続登記の依頼に来所してくれました。後から「登記のことを相談できてホッとしました」とメールを貰いました。何の障害もない穏やかな(稀に剣呑なものもあります)相続登記だったので、お礼の気持ちの大盤振る舞い?と受け取っていましたが、耳鼻科医院でのわたしの気持ちと同じだったのかも知れません。専門家に委ねることで、自分だけでは手に負えない漠然とした不安が和らぐのですね。

 耳のほうは検査の結果、やはり少し聴力が落ちているとのこと。血流を良くする薬を処方され、症状がひどくなればすぐに受診するように言われました。気のせいではなく片耳に異常は確かにあったのですが、今やわたしは専門家に繋がっている状態。そう悪いことにはならない、というこれまた漠とした安心を得ています。

 これぞ専門家の存在意義、っと改めて実感した次第です。そして、この安心感を裏切られたくないし、裏切りたくないと思います。

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