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なぜ土下座をするのか?

 衆議院が解散された様子をニュースで見て、政治家という人種は骨の髄から「闘士」なんだな、と妙に感心してしまいました。戦うことが好きなようです。生き生きしてましたもん。

 小泉チルドレンの一人が土下座をしているシーンを見たのですが、いつも不思議です。なぜそんなに頼み込むのですか?有権者は、有権者自身のために、投票すべき候補者を選んで一票を投じるわけですよね。候補者は「わたしを選ぶことはあなたにとって利益になるんですよ、だからわたしにお入れなさいな」とアピールするのが本当じゃないんでしょうか?もちろん、議員としての仕事をしたいという候補者自身の欲求があることは間違いないから、「わたしに入れてください」とお願い口調になるのは自然なことと思いますが。

 土下座なんてされると、「わたしの利益のために、あなたの一票をわたしに入れてください」ということになりませんか?

 当選後の喜び方にも釈然としない場合があります。議員として仕事ができる環境になったわけですからホッと一段落するのはわかりますが、別にこっちは(選挙民は)あなたを満足させるために投票したわけじゃなく、自分自身のために入れたんだから、そうお礼を言われてもな、と思うわけです。

 ともかくこの夏は暑苦しくなりそうですね。投票日まで、いつになく間があるそうで、一波乱二波乱あるのではないかと訝しんでいます。

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