窓際族
事務所の入り口からパーテーションで遮られて見えない畳一畳分がわたしのスペースなのですが、風が通らないので夏は暑いし、横も後ろもガラス窓で冬は寒いのです。(後ろの窓の前には大量の資料が立てかけてあるので窓を開けるわけには行かず、風通しは悪いのです)
今もあまりの暑さに午前中からエアコン付けたろか!と思ったりするのですが、席を立つと意外に涼やかなので、マイスペースのみ空気が籠っている様子。
週末のテレビで何度もマイケルジャクソンを見て、学生時代に先輩がカセットテープにダビングしてくれた、その歌手名を「ミッシェル」と読みバカにされたことを思い出しました。
土曜日は、吹田市のある自治会で1時間だけですが成年後見制度についてお話してきました。
皆さんお元気な方ばかりでリクエストに答えて任意後見の方に重点を置いて説明したのですが、やはり費用のことで「使いづらい」との声が聞かれました。確かに報酬負担は大きいのが現実です。頼れる身寄りがいらっしゃる方は無理して使う必要はないと思いますが、そうではない方は、コストで躊躇する前に、任意後見契約が必要だという前提で何らかの設計をするべきと考えているとお話いたしました。
しかし、設計するにも限界があります。任意後見契約を希望されているのだけど、無年金・無収入で預金が2000万円程度の80歳前後の方について、生活費だけで精一杯との結論に達した事例を聞いたことがあります。致し方ないと思われます。
リーガルサポートの改善提言にも出てきますが、法定後見だけではなく、任意後見にも何らかの公的助成が必要です。
いざとなれば法定後見があるのだからいいじゃないか、という人もいますが、見守ってくれる人がないケースで法定後見導入になった時は、ご本人のQOLが著しく落ちているのが通常です。もちろん、見守りの手段は任意後見契約に限らなくても良いのかも知れないですけれど。