« ついに・・・ | トップページ | 「あたし?パス」 »

桜の森の満開の下

 坂口安吾の怪奇譚ですね。タイトルが大好きです。三つも「の」を重ねた不安定さがいいのです。あらすじは、ネットで検索してもうっすら思い出した程度。狂気の話、って感じでしょうか。野田秀樹の「贋作桜の森の満開の下」も観ました。やはりタイトルの魅力でしょうか。

 桜に惹かれる気持ちはとっても分かります。でも桜の根っこを踏んづけて、煙を上げてバーベキューを焼く気持ちは分かりません。それじゃぁ、桜の儚さを感じられないよ。缶ビールをケースごと持ち込んでおられますが、そうまでして「花見」をしなくていいじゃん。人のすなるレジャーはしなくちゃ損々、というさもしさを感じます。

 花見のマナー崩壊は年々エスカレートするようです。西宮夙川沿いはついに西宮市がパトロールを実施したそう。どこまで管理されれば気が済むんだか?

« ついに・・・ | トップページ | 「あたし?パス」 »