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会社の誕生日

 年度初めの昨日、2件の株式会社設立登記を申請しました。

 会社法第911条で「株式会社の設立の登記は、その本店所在地において、(中略)しなければならない」とされており、第908条で「この法律の規定により登記すべき事項は、登記後でなければ、これをもって善意の第三者に対抗することができない。」と定められているので、結局のところ、会社を設立した=設立登記をした、ということになります。

 で、いつが設立登記をした日になるのかと言えば、「設立登記を申請した日」なのです。よって、会社の誕生日=設立登記を申請した日となり、昨日などはキリが良いので設立には好まれる日なのです。

 では、1月1日も多いのではないか、と思われるでしょうか?1月1日が設立日の会社は皆無だと思われます。法務局が休みなので登記申請ができないからです。

 記念日や六曜、または信頼する占い師の言などをもとに、「この日に申請してください」と希望されても、土日のため希望に添えないこともこれまで何度かありました。

 そんなわけで、不動産登記の申請は、お金の移動との関係で必ず申請日を守らなければならない場合がありますが、理由は違っても、会社の設立も申請日が大切な登記申請となります。

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