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新人研修の季節

 昨日弁護士事務所へ打ち合わせに伺うと、司法修習生が来られていました。弁護士も研修の季節なのでしょうか?

 大阪司法書士会ではこの土曜日から新人研修が始まります。まずは成年後見部門からなので土日共に出動すべしではあるのですが、土曜日は大阪市成年後見支援センターの市民後見人養成講座もあって、そちらを優先することにしています。

 漏れ伝わってくる話では、新人さんの中でも、司法書士という資格を商売の道具と捉えている人と、社会的使命を果たすべきと考える人とがいて、飲み会などで論争になることもあるとか。日曜日のカリキュラムの中で、成年後見人の利益相反のことなどを講義することになっていますが、興味を持って聞いてくれる人がどれくらいいるでしょうか?できれば成年後見に関心がなかった新人さんの心を動かすような研修にしたいものですが、一方で、ビジネスとのみ捉えて参加されても困惑するのが正直なところです。

 常識外の高額報酬や、現実に身上監護は不能な本人と受任者との地理関係など、首を捻ってしまう任意後見契約についての相談は確実に増えてきています。司法書士としては、そうした本人の利益とならない契約を是正することはあっても、問題のある契約の当事者となってしまっては目も当てられません・・・

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