お小遣いの削減・・・
早いもので2月も最終週。ここ数年、花粉が飛びだす頃になぜか尋常でない眠気に誘われる日が続いて、今年も往生しています。漢方的に言うと、胃が弱っていると異常な眠気が襲うそうです。そのメカニズムはよく知らないのですが、季節の変わり目には元々弱いところにストレスが掛かるので、私の場合は胃が良く働かないらしい。ちなみに異常な食欲も胃の不調が原因の場合があるらしいです。
最近相談を受けた成年後見事件の話です。ご本人は障害者施設で暮らしておられます。障害年金が収入なのですが、毎月の収支が1万円程度赤字です。いくばくかの貯えもありますが、まだお若いのでできれば温存したいところ。となると、ご本人のお小遣いを減らすしかなさそうです。お小遣いの使い道は、カラオケボックスや映画などの外出です。ご本人はとても楽しみにしておられるようなので、後見人としては回数を減らすようにお話しするのは忍びない事でしょう。
貯えを使い切ってから考えるというパターンもあるでしょう。この辺りの対応は、後見人によって差が出る部分かな?という気がします。わたしなら?完全に赤字をなくすことができないまでも、もう少しお金のかからない余暇の過ごし方がないか、ご本人や施設を交えて模索するでしょうか・・・でも、ご本人が今まで通りを強く希望されたら、それに従うことでしょう。自己決定の尊重を貫けばそうなりますし、いくら我慢を続けても貯えが底を突く日はいずれ来るのでしょうから。
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