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冬来たりなば・・・

 平均月4回歩くJR今宮駅から大阪市社会福祉研修情報センターへの道は、率直に言って楽しい道のりではありません。犬のものらしい糞がそこここに落ちていて、直視すると吐きそうだけれど、踏んでも困るので下を見ないわけにもいきません。それにゴミ置き場があって、しょっちゅう天敵カラスが袋をつっついているのです。彼らの図々しい態度と言ったら。

 でも、一服の清涼剤、歩道に桜が植わっています。今朝その下を通ると、冷たい空気の中、枝の蕾が確かに膨らんでいるのが見て取れました。ホントにほんの少しではありますが。季節が廻るというのは、精神衛生上とっても有益です。特に春の訪れは。

 帰りは今宮から新今宮まで一駅だけ乗ります。今宮駅は後から増設された駅だそうで、そのためかどうかは知りませんが構造が複雑です。新今宮方面に行く電車は異なる二つのホームに入って来るため、1階でどちらのホームに先に電車が入ってくるのか時刻表で見定めなければなりません。間違ったホームへ上がってしまうと、結構な時間待たされてしまいます。ところで、ご承知のとおりJRは本当にダイヤが狂いがち。だから時刻表を信じてホームを選択しても、電車の遅延でもう一つのホームに電車が来ることがあり、大慌てで一旦1階まで駆け下り反対側のホームへ上がったこともあります。こういうことを適確に案内してくれれば親切なのに、私見ですが、JR西日本は配慮の行き届いたサービスは苦手のようです。

 ついでにJRについて思ってることを書くと、今宮駅でいつも目に入るのですが、恐らくは全ての駅にあるのでしょう、福知山線脱線事故に関してお詫びと再発防止の決意表明を記したポスターが貼ってあります。下の方に年月が書いてあり、月が変わるとちゃんと更新されています。文章まで読んでないので確かではありませんが、恐らく内容は同じではないかと想像しています。駅員さんは貼り替える度に、気持ちを引き締めて二度とあんな事故を起こしてはならないと戒めているのでしょうか?それなら意味もあるでしょうが。あるいは想像に反して、毎月毎月異なる言葉で反省と決意を述べているのでしょうか?それなら少なくともポスター作成に関わる社員は、月に一度思いを新たにするかも知れません。でも、わたしにはどうもなおざりな反省の儀式のように見えて不快なのです。ルーティンワーク化しているところが、そう感じさせているように思います。真摯に再発防止に取り組んでいるなら、もっとその生々しい具体的な姿を見せればいいのに、と思うのです。あの事故はひど過ぎます。

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