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よい鏡、悪い鏡

 同い年の親友と電話でだべる。傍から見れば無駄な時間だろうけど、心の洗濯には手っ取り早く効果が上がる。彼女が言う。「うちの洗面所の鏡、ええ子やねん。あたしのことすごく可愛く映してくれんねん。街なかのエレベーターの鏡とかに映ってんのは、あたしちゃうねん。知らん人やねん。」「やっぱり?あたしも家の鏡やったらまだイケてんねんけど、なんでやろな?司法書士会館のトイレの鏡は、直視したら誰にも会わずに帰りたくなるわ」

 見かけじゃないよ心だよ、なのか、人は見た目が9割、なのか、どっちでもいい。そこいら中、聞き分けのいい鏡だらけになってくれたなら、心穏やかに毎日が過ごせるのに・・・

 彼女は続ける。「でも悪あがきはやめよう。余計かっこ悪いから。時の流れを受け入れよう。」慰めあえる、友達は大事。

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