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2008年10月

総理の記者会見

 昨日午後6時過ぎ、テリー同業者が「麻生さん記者会見してるで」と言うので、チョイテレで早速観ました。あー、辞任会見でなくって良かった、と本気雑じり(冗談にならないところが危機的です)で言いました。

 消費税増税を宣言したとのことで、ニュースでは様々な反応が流されていましたが、「よく言った」というのが感想です。増税なしで財政が立ち行くとは到底思えないし、もちろん無駄遣いを徹底的に洗い出しては貰いたいけど、増税時期に目処が付いたことで一つの懸案事項に決着がついたような気がします。まぁ内容やら(生活必需品の取扱とか)、率の問題やらまだまだ課題はあるのでしょうけど。野党の人たちは「国民の不安を増大させた」とか言って責め立ててたけど、本気ですか?と問いたい気分です。リーダーの座にいることが目的なら世間受けのいいことばかり言えばいいけど、リーダーとして何かを成し遂げることが目的なら嫌なことも言わなければ。決して麻生ファンなわけではありませんが、三度目の正直で総理大臣になっただけに、前の方より思い入れはありそう。

 サザエの壺焼き、向こう5年分くらい堪能しました フレッシュで美味しかったぁ。炊き込みご飯もトライしましたが、こちらはお米の量に比してサザエが少なかったようで、駅弁かナンカに入ってそうなただの色つきご飯になっちゃいました

今夜はサザエの壺焼きの日♪

 今日はサザエがたくさん送られてきました。信号が一つしかないという(昔の話?)隠岐の島からです。幼少期に山陰で過ごしたことがあり、その頃食べつけたのか、子供時代からサザエは大好き。お醤油のコゲと磯の香りが混ざって、何とも食欲をそそります。ちゃんとグルグル巻いたミドリ色の部分もきれいに取り出して食べます。我が家もpuっちゃん家も今夜は壺焼き。ネットで調べると、残った壺焼きは、ワタと殻の中の醤油液とで炊き込みご飯を作ると美味、と書いてあったそうです。ぜひトライしてみませう。

 送り主にお礼の電話を入れ「大好物でウレシイデス」と言うと、「じゃぁまた送りますんで」って、いやそんなつもりじゃ、でも次は予告してくれたらそのつもりでスタンバイしてますんで、なーんてね。今日は実はお食事の約束があったのを、サザエの壺焼きを優先してキャンセルしてしまいました。

 本ブログの愛読者から「いつもお昼ごはん時に読んでます」と激励メールを頂いたのに、今日は更新が夜になってしまいました。すんません、支部長。

広告業界では司法書士ブーム?

 昨日は、ケーブルテレビの制作会社から「悩まないで借金」(仮題)という番組の制作協力を請うメールが突然に送られてきました。5分間の番組を2パターン制作して、1ヶ月間で約80回(約っていうところがミソですよね)放映してくれて70万円ですって!それ以外に打ち合わせの交通費やナレーター代は別途とのこと。HP上にもアップしてくれるらしいですが、何とも司法書士の債務整理業務は広告業界にとって良いターゲットになっているようですね。

 そんな大金を払えばたくさんの依頼者をそれなりの報酬で引き受けなければならないし、とてもじゃないけど荷が重い。私たちの目が十分に行き届くだけの依頼者を適正報酬で受託するのが願いです。逆に言うと、十分に目を行き届かせつつ、事務所経営が成り立つのが適正報酬では?というのが考え方なんですが。

 三宅先生は、麻生総理が就任したらじきに総選挙はある、それが政治というものだ!と言明しておられましたが、結局先延ばしにせざるを得ないほど先行き不透明な今日この頃。年末に向け会社倒産が増えるとの予想もあります。そうなると個人の債務整理も増加するのは必然でしょう。そうした方々の駆け込み寺として、多額の広告宣伝費を使うことにはどうしても釈然としない、矛盾を感じてしまいます。

痩せるか、食べるか

 食べ物屋を営む旧友がいます。彼はわたしに注意します。「太ったらあかんよ、ぶさいくやから。寝転がって阪神の試合見ながらビールばっかり飲んでるんやろ」ウー、痛いところを突くヤツ・・・・

 この旧友は職業柄、大阪市内の気鋭のシェフ達との親交が厚く、時々その方たちのお店へ連れて行ってくれます。と、「シェフが精魂込めて作った料理は、作りたてをガツガツ食べな失礼やで。これはお客と料理人との真剣勝負やから。それに旺盛に食べないと料理人は精がないから、お腹空かして来なあかんで」と言って説教します。いったいどうしたらいいのよ、こんなに食べたら痩せれるわけないやん!と悪態をつきながら、昨夜もお友達盛りになった美味な料理に舌鼓を打ってしまいました。おまけにシェフは、ご自分のお薦め料理をオーダーしなかったからと言って、デザートの前にそれまで出してくれるサービスぶり♪自信作はどうしても味わって貰いたいんですね。商売人じゃなく料理人なんですね。

 おしゃれを楽しむ気なら、当分この友人とは食事に行かない方が良さそうです・・・

自分で決める自分の老後

 昨日大阪司法書士会館で開催された「任意後見説明会」は何とか無事に終わりました。広報不足と雨模様で客足が心配されましたが、110数名にお越しいただけました。身近に頼れる人のいない方にとって、任意後見契約が役に立つものであるということが、淀川キリスト教病院の河野相談員のお話で伝わったのではないか、と思っています。また、リーガルサポートが安心して制度を利用できるように努力していることも、理解してもらえたのではないでしょうか?

 予想よりも、パネラーの皆さんが熱心にお話しいただいたので、若干時間が足りない感じになってしまい、仕切り役としてはいささか反省しています。最後のまとめの言葉を皆さん用意してくださっていたのに、それをお聞きすることなく終了時間が来てしまいました。しかし、このコーディネーターの役割というのは中々奥が深く面白いものです。また機会があればやってみたいと、珍しく思いました。

 ところで、マンホールの穴は、吸殻を隠すためにあるのではないのは間違いありませんが、よくよく見てみるとたくさん穴はあって、あーあれは雨水などが流れ落ちていくために空いてるんだな、と気づきました(*^.^*)

午前11時半から午後3時45分まで

 20年前、編集プロダクションに勤めていた頃に取引先だった町工場の社長に誘われ、百貨店の懐石料理の店で待ち合わせて、何と4時間以上お話していました♪ その社長は御年80歳、二人で熱燗を6、7合空けたと思いますが、2対1の割合で社長はかなり呑まれたと思います。今も現役で工場の仕事をされているのですが、この元気の秘訣は何なのか?秘密は解き明かせないままでした。下請けの仕事だけれど車は持たず、昔っから材料の入荷にも製品の納入にも集金にも、自分のところが動くのではなく、相手に動いてもらっている。それは全てこちらの技術力のお陰。仕事をするなら、自分のペースで仕事をせなあかん、そのためには技術の工夫は惜しまない、と誇らしげに話してくださいました。

 若い人を前に説教するのが楽しみだそうで、他にも「自分の分を知らなあかん」「酔わない酒は飲まない」???もっと何か仰っていたのに、こっちも酔っていたのか忘れてしまいました(*´v゚*)ゞ 私から見て、最も特徴的なのはユーモア溢れること。ご自分でぼけてご自分で笑っておられるのですが、この点だけはわたしにも真似できそうです。 

マンホールの穴は何のため?

 マンホールの穴は、きっと持ち上げる時にそこを引っ掛けるために空いてるのでしょう。あなたのタバコの吸い殻を飲み込むためではありません。自転車で追い抜くときに睨みつけておきましたが、意は通じていないでしょうね。

家族は代理人じゃない!?

 福祉関係の要職に就かれる方が、「我々福祉職は、家族が施設入所などで本人の代理人にはなれないと知って、本当に驚きました」と話されたので、つい笑ってしまいましたが、多分笑い事じゃなく、未だに誤解したまんまの環境もあるのでしょうね。

 しかし、福祉職の方が成年後見業務のことなどで意見交換をしておられる掲示板を読んだりするのですが、中にはリーガルマインドを身につけた意見をビシッと書いておられる方もいます。かなり勉強されたのでしょうか?同業者にも、社会福祉士を取りたいと意欲を語る友達がいます。福祉と法律という畑違いの専門知識を身につければ鬼に金棒かもしれませんが、皆がそんなにエネルギーの余裕があるわけじゃなく、やっぱり両職能が情報交換しながら必要な人に必要なサービスを提供できるようにすべきでしょう。

 明後日に迫った「任意後見説明会」では、ある老人保健施設の相談員をされている社会福祉士の方がパネラーとして登壇してくださいます。介護の現場から見える成年後見、それも任意後見が語られるのは稀なことなので、上手く話が引き出せるよう頑張ります。

居住用不動産の処分

 特別養護老人ホームに入所して、もう5年以上経っているBさん。以前に住んでおられた賃貸住宅をずっと借りたままにしていて、毎月末家賃を振り込んでいます。後見人に就任した当初、明け渡しを検討したのですが、近くに住むご親族が、また元気になって戻ってくる可能性がゼロとは言えないし、荷物の移動も大変だし、ということで、借りたままにしておくことを希望されたので、家賃が毎月の収支に収まる範囲だったこともあり、賃貸借契約を継続していました。先日、そのご親族にインフルエンザの予防接種のことで連絡をしたところ、「家の方の処分をそろそろしてもらってもいいと思っている」とのお話が出てきました。

 民法859条の3で、「後見人が被後見人に代わって、居住用不動産の売買、賃貸、賃貸借の解除などをするには、家庭裁判所の許可を得なければならない」となっています。Bさんのように施設に長期に入所していても、その前に自宅としていたところは原則「居住用不動産」ですので、この契約解除にも家裁の許可が必要になります。許可が下りるのは間違いないですから、家主とも連絡を取りながら、家財道具の処分業者も手配し、当然親族の方々に事前に廃棄してはならないものを選り分けてもらって、と一仕事になってきます。

 居住用不動産の売却となればもっと大変で、売却価格が適正かどうかが重要ポイントになります。以前に、被後見人の家を買いたいという不動産業者が来られて交渉したことがあるのですが、後見人が自由に売却できると勘違いしておられ、売ってくれたらそれなりのお礼をする、と言われたのでとっても憤慨したことがあります。なめんなよー、という感じです。結局価格が折り合わず物別れに終わりましたが、この時は家裁に「居住用不動産を売却しても良いか?本人は自宅に戻ることはほとんど考えられず、また貯えがだんだん減少しているので」と事前に照会をかけました。

よい鏡、悪い鏡

 同い年の親友と電話でだべる。傍から見れば無駄な時間だろうけど、心の洗濯には手っ取り早く効果が上がる。彼女が言う。「うちの洗面所の鏡、ええ子やねん。あたしのことすごく可愛く映してくれんねん。街なかのエレベーターの鏡とかに映ってんのは、あたしちゃうねん。知らん人やねん。」「やっぱり?あたしも家の鏡やったらまだイケてんねんけど、なんでやろな?司法書士会館のトイレの鏡は、直視したら誰にも会わずに帰りたくなるわ」

 見かけじゃないよ心だよ、なのか、人は見た目が9割、なのか、どっちでもいい。そこいら中、聞き分けのいい鏡だらけになってくれたなら、心穏やかに毎日が過ごせるのに・・・

 彼女は続ける。「でも悪あがきはやめよう。余計かっこ悪いから。時の流れを受け入れよう。」慰めあえる、友達は大事。

被告席

 久しぶりに被告席に座りました。外資の銀行カードでキャッシングを繰り返していた男性が、キャッシングの利息が約28%で法定利息を超えているので既に払い過ぎと自分で判断し数年前に返済をストップしていたら、その外資銀行から債権を譲り受けたサービサーから支払督促が届き、それに対して異議を申し述べたため、通常訴訟に移行して被告になったというわけです。キャッシングは常に一括で返済しておられ、借入残高は長期に亘り一定で、どんどん増加して行ったわけではないので、過払い金はさして多くはありません。ご本人は、支払督促をされなければ、このまま音沙汰なしでいいと思っておられたそうなのですが、請求されるんなら反対に過払い金を返してもらおう、と考えられたそうです。こんな、言ってみれば「藪蛇」なことを、金融機関がしてくるのか不思議だったのですが、同業者仲間に聞いてみるとちょこちょこあるそうです。まだ、過払い金がいくらになるかの正確な計算ができていないのですが、原告は「過払いがあるとは思えない」と言っていました。

 司法書士に簡裁代理権が付与されて、簡裁事件自体も増加したし、そのうち司法書士が関与する事件はかなりあるようなのですが、被告の代理人になるケースが少ないことが指摘されています。裁判所から訴状などが届いて戸惑っておられる方、簡易裁判所からであれば、一度司法書士にご相談くださいませ.。

「謝ったら負け」の文化?

 リフォーム工事をしました。最後に立ち会ったのはわたしではありませんでしたが、後日見ると吊り棚が間違いなく傾いています。台に載って吊り棚の上部を見てみると、下がっている側は上に隙間があります。工事完了から少し時間が経っていますが、早速電話をしました。請負人である女性の二級建築士は何だか人ごとのような口ぶりでした。「後から下がったということはありませんか?」「ビスで留まってるからそれはないと思いますけど」「じゃ業者さんに言って直してもらいます」「すみませんが、よろしく。」と何とか言葉を繋いで、思いっきりガチャンと受話器を置きました。「すみません」と言ったのは私の方なんですよ!その女性は一言も詫びの言葉は発しませんでした。うるさく言うのなら自分が立ち会え、とでも思っているのでしょうか?

 なぜ謝らないのか?と思うことがありますよね、ニュースとか見ていても。謝ったら落ち度を認めたことになって、後々不利だからでしょうか?民事裁判ではよく言われることですが。アメリカ人も謝らないとか言うけど、本当かしら?アリー・マクビールはよく謝ってる気がするけど。一言「すみません」と言ってくれれば、こちらの不満も少し鎮静化して事が荒立たずに済むことだってあるのに。それが日本の文化だったのではないのかしら?かなり腹が立ちましたヽ( )`ε´( )ノお陰で今日も原稿が進みません、って人のせいにしてはいけませんね。

 今、岩田が投げています。岡田監督への花向けに、締まった試合にしようね。

女性ばかりの司法書士事務所

 このブログのアクセス解析で、どんなフレーズ/ワードで検索されているのかをチェックするのは楽しみなのですが、今週は「女性ばかりの司法書士事務所」というのが一件ありました。ここ2カ月ほどは「信託受益権」がらみの検索が圧倒的に多く、書籍が少ないのでネットで情報収集しようとしている姿が目に浮かびますし、「司法書士 北浜」で依頼先を探しておられるのかな?と推測できるものや、「市民後見人」とあれば自治体の担当者かしら?と想像したりしているのですが、「女性ばかりの司法書士事務所」というのはいったい何を目的にしているのか珍しい検索やなぁ、と思っていました。

 と、昨日の午後、大阪市内で女性向けフリー情報誌を発行しているという会社から電話があり、「女性ばかりの司法書士事務所」と広告掲載した事務所があり反響が良くて喜んでいただいたので、そちらにもお勧めしたく伺いたいとのことでした。『あんたやったん』と心でつぶやいたのは言うまでもありません。

クライマックスシリーズ

 明日、仲の良い弁護士事務所の事務局長にお誘いいただき、京セラドームへ出陣することになりました。悪夢に追い打ちを掛けられるのではないかと危惧もしていますが、現場の雰囲気を味わいたい欲に負けました。次期監督は木戸さんとこの克っちゃんに決まりでしょうか?子供の頃、父親同士に付き合いがあり、一緒にハイキングに行った仲です。あちらは覚えてないでしょうが。粛々と、阪神ファンの記憶に残る2008年のシーズンの幕が下ろされていきます。

 ある被後見人は、国民年金のため、毎月預金からの持ち出しで生活しています。就任当初はまだ余裕がありましたが、確実に残高が減って行くので、小さなお金も節約したいところです。グループホームに入所中で、週に一度の往診を受け、その度に持病の薬を処方してもらっています。これを4週分まとめて処方してもらえば、少しは節約になるのじゃないか?そう思い、まずは薬局に問い合わせました。わたしの狙いは当たっているようでしたが、薬は医師の処方によって出すので、医師に相談しなくてはなりません。で、そんなことをグループホームの職員にお話したら、グループホームからストップが掛ってしまいました。4週分の薬を預かって服薬管理するのは困難なのでできない、ということなのです。他の被後見人を見ても、薬は4週分ずつの処方なのだけど・・・・承服し難いながらも反駁する根拠を見つけられずに鬱々しています。

 っと、来客を挟みながらこの記事を書いていたら、FMラジオから岡田監督の後任は真弓?というニュースが聞こえてきました。エーっ、選手の頃はファンだったけど解説者になってから冴えてないんじゃないですか?

家族と学ぶ認知症

 来月、リーガルサポート大阪支部で研修をお願いしている精神科医の推薦図書が、標記の「家族と学ぶ認知症」です。早速アマゾンで購入し本日届けられました。とりあえず欲しい本は手元まで引き寄せておきたいので。でも読めるのはまだ先、とpuっちゃんに先に読むように勧めました。

 そしたら夕刻、被後見人が入所する施設の副支配人から電話があり、最近ご本人が失敗して汚してしまった下着を部屋の色んなところに隠してしまうことがある、との報告を受けました。汚れた下着の処理のことももちろん課題なのですが、ご本人がどんな気持ちで下着を抽斗などに入れ込んでいるのか、と考えると切なくなります。とってもきっちりしていて綺麗好きな方なので、困惑のほどが想像できます。施設側もその点了解してくれていて、ご本人には「私たち何も気づいてませんよ」という振りをしながら、見つけた下着を他の洗濯物と一緒に届けてくれているそうです。

 時の流れと体調の変化で認知症が少しずつ進んでおられるのでしょう。上記の本を早く読みたくなりました。

ヘアスプレー(続)

 ハッピー映画「ヘアスプレー」を既に2回半観てしまいました♪2回目は、最初気づかなかった発見も。トレーシーがコーニー・コリンズに見出されるダンスパーティは白人と黒人が同じフロアで踊ってるんだけど、間にロープで仕切りがあったのです、なんと!(60年代のお話です)最初っから気づかんか?って感じでしょうか?でもトレーシーが気にしてなかったから・・・・。トレーシーは人種差別に敢然と立ち向かいます。自分のパワーを正義のために使ってる姿って惚れ惚れしますね。今日、3回目の後半観ちゃお。

 今日訪問した有料老人ホームでは避難訓練が行われました。各個室のスピーカーに「10時45分から避難訓練をしますので、参加いただける方は屋外階段で下りてください。」とあらかじめ案内があり、その時刻になるや「訓練!訓練!一階フロントで火災発生。入所者の皆さんは、職員の指示に従い屋外階段で外に出てください」とアナウンスされていました。にこにこ笑いながら手摺を伝って階段を降りる方、職員にお姫様だっこされてる方、正直緊迫感はかけらもありませんが、しないよりはしておいた方が良いのでしょうね。入所者の方の訓練というより、職員のために。

 10月26日の「任意後見説明会」のチラシを、府下の有料老人ホームに送付しているのですが、今日のホームではちゃんとフロントのテーブルに置いて、興味のある入所者が持ち帰られるようにしてくれていました。いつもイベント広報は大阪市地下鉄沿線案内に掲載されていて、それを見たご参加もかなりあるのですが、今回の沿線案内は掲載希望が多かったらしく外れてしまったので、集客ができるか心配しています。良い内容になる予感がしていますので、ぜひお越しくださいm(_ _)m

ついに着手

 この三連休を利用して、本の原稿を書こうと予定していた。もう半分終わってしまったが、原稿の方は30分の2くらいか・・・・まぁまぁ手を付けることがことが大切なわけで、と自分には滅法甘いのです。

 書き始めて、改めて疑問が湧いてきた。いったいどんなレベルで、どんな前提知識を想定したテキストにすれば良いのか?だ。まぁあんまり高いレベルを求められても応えるのは至難の業なんだけど。成年後見業務をしている人用の実務書らしいのだが、決して司法書士だけがターゲットではなさそうだ。税理士や社会福祉士、行政書士にも分かるようにと原稿依頼に書いてある。(さすがに「弁護士」は対象にしていない。)っていうことは民法の知識を前提にしてはいけないってことか・・・などと考えていると、また瞼がピクピクしてくるしお腹はイタイ。ほんと、プレッシャーって健康を害しますねー。基本を分かりやすく説明することって難し。

 「ヘアスプレー」という映画を観ました。超ハッピーになりました女装のトラボルタのダンスに声を上げて笑いましたアリーマイラブに出てた時に気になっていたジェームズ・マースデン君もいい味出していい人でした。主役の女の子がビッグサイズなんだけど、無邪気なあどけない笑顔で心洗われます。お父さんもいいなぁ。リズム感悪いのも気にせず、踊りだしたくなりました。とってもお勧めです。

遺留分の放棄

 前回の家族法勉強会で、トモコ同業者が「後継ぎ遺贈」のことを発表しました。関心を持ったきっかけは、関連する相談があったことと、日経プラスの家庭六法の記事で「後継ぎ遺贈はできる」と書いてあったこと、だそうです。

 「後継ぎ遺贈」とは、遺言で「全財産は○○に相続させる。○○が死んだ後は△△に遺贈する」というように、財産を受け継ぐものを先の先まで決めておくことを指しています。このような内容の遺言を有効とした判例もあるにはありますが、特殊なケースであるとも考えられ、一般的には有効性には疑問が残っています。相続が開始すれば、貰った財産は○○が自由に処分できるのであり、後段の「○○が死んだ後は△△に遺贈する」は単に遺言者の希望を記したに過ぎないという解釈の方が、しっくりきます。ただ、昨年施行された新信託法では「後継ぎ遺贈型の受益者連続信託」が認められましたので、信託を使えば、遺言者の意図を実現することはできるようです。

 さて、本日の日経プラス家庭六法では、遺言と遺留分の放棄を組み合わせることで、放蕩息子に相続させないというシナリオが説明されています。親に金銭面で迷惑をかけた二男が反省して「遺留分の事前放棄」を行い、且つ親は二男には何も与えない「遺言」を書いておけば、二男は相続を受けられないというのです。

 遺留分の事前放棄は家庭裁判所の審判事項です。家裁の許可を得なければならず、申し立ての1~2%が却下されているようです。記事中にも裁判例として許可されなかった事例が挙げられています。この「遺留分事前放棄の許可審判」については、民法の条文に明記はされていませんが、「取消申し立て」をすることが学説・実務ともに認められています。放棄した本人が「ただ気が変わった」というだけで取り消しは認められていない場合もあるようですが、放棄した時点とでは事情が変わったケースでは、事前放棄は取り消され、遺留分を持った相続人に戻っています。従って、実務家は、遺留分の事前放棄をしても希望が100%叶うとは言い難く、それよりも遺留分があることを前提にした遺言作成を勧めることが多いように思います。

 遺留分って何?と思われた方。そのうち、説明記事を書きたいと思いますが、ネット検索してみてくださいませm(_ _)m

 昨夜から、スポーツ関連番組を一切避けて通っている弱虫です。間の悪いことに、NHKでは虎とオリックスの特集番組やってたし。新聞もスポーツ欄は開けてません。直視できるのはもう少し先だと思います。

「五感」のアラシ

 今日にも、無残に阪神がペナントを逃す事態が現実化するかもしれない!らしい。伝説になるなぁ。歴史の目撃者やなぁ。

 数ヶ月前から破産申し立ての準備をしている依頼者が、2週間前から連絡が取れなくなってしまっている!昔、先輩司法書士から、「依頼者と連絡が取れなくなったら事務を遂行できないから、その場合に辞任できるような契約書にしておいた方が良い」とアドバイスを受けていたのですが、これまでにそのような事態に陥ったことはありませんでした。具体的には、一向に携帯電話が通じないのです。先日、自宅へお手紙を出してみました。これで連絡がなければ、お聞きしている実家の固定電話へ電話してみるか・・・しかし、司法書士に依頼していることを隠しているかもしれないし・・・ ご本人から何事もなかったかのように電話がかかることを祈るばかりです。

 事務所徒歩5分程で、スイーツの館「五感-北浜本店」があります。一歩足を踏み入れるとそこは夢の世界。あれもこれもと目移りして、なかなか品定めに苦労します。昨日、いつもホミック通信のデザインをお願いしているたぷこさんが、集金がてら五感のケーキを持って来てくれました。美味しいのですpuっちゃんと共にたぷこさんに感謝していたら、今日ご近所の商店の方が、以前にちょっとしたご質問にお答えしたお礼と言って、これまた五感の焼き菓子を山ほど持って来てくださいました。栗やら金時やら乗っかっていて、秋満載です。先週頂いた、事務所徒歩7分の「菊屋」さんの和菓子もまだ食べ切っていないのに・・・ダイエットできないのは、事務所立地のせいでしょうか???

息は吹き返す?

 ついにシーズン当初から守ってきた首位を明け渡しちゃったですねぇ。これで完全に打ちのめされて、もう根性を絞りだせないのでしょうか、見ものですね。

 連日のノーベル賞のニュースは、世界市況のニュースのどんよりさを中和してくれましたね。中学生の頃は、一生天体望遠鏡を覗いているか、一生試験管を振っている人生に憧れていたのですが、そんな贅沢を許されるのはほんの一握りの人だけなのでしょう。実利にこだわらない、稚気の残るまなざしを羨ましく思いました。いつ報われるかもわからないまま、こつこつと希望を失わずに打ち込めるのは人格の問題だと思います。凡人としては、せめて自分が今いるフィールドで精一杯爽やかに振る舞いたいものです。

任意後見によくある誤解

 先日も、一人暮らしの60代の女性が任意後見契約を具体的に検討されていて、相談を受けました。葬儀屋さんから、「死亡届を病院長などに出してもらったら、骨と埋葬許可書を渡す人がおらず困ったことになる」と言われたそうで、こんなことならせっかく任意後見契約をしても意味がないじゃないか、とやり場のない怒りを抱えておられました。ちなみに、改正戸籍法では、任意後見人は死亡届出権者ですが、任意後見受任者(まだ発効していない段階)は該当しません。葬儀屋さんの心配も無理はなく、原則死亡届の届出者に対して埋葬許可書を交付するので、理屈でいけば病院長に焼骨と埋葬許可書を渡すことになるわけですが、後から親族が出てきてクレームに繋がる心配があるようです。それに、病院長も納骨まではやってくれないでしょうし。

 しかし、少なくとも大阪市内の斎場では、「死後事務委任契約書」でご本人から「納骨」の委任を受けていることを明らかにすれば、お骨と埋葬許可書を渡してくれます。「心配いりませんよ」と相談者に申し上げました。

 また、よくある誤解をされていて、任意後見契約を締結したら、そこからすぐに毎月の基本報酬を払わなければならないと思っておられました。その点があって、いつ任意後見契約を結ぶのが丁度いいか思案されていたのです。任意後見の報酬は、認知症などになって、任意後見監督人が選任されてから発生すること、但しそれまでにご本人の様子を確認させていただくために、たまにお目にかかったりする「見守り期間」を設けさせていただいて、その報酬が年間数万円かかります、と説明しました。経費削減のために、見守りは要らないと思うんだが、ということも仰っていましたが、それでは契約後没交渉となってしまい、任意後見契約を発効するタイミングを見計らうこともできないし、信頼関係を作って行くこともできないので、わたしだったら見守り契約の付随しない任意後見契約は結べません、と言うと、ご理解くださったようです。

 26日の「任意後見説明会」をご案内し、「まだまだご健康で時間があるので、相性の良い人を見つけてください」と申し上げました。なかなか人を見る目が無くって、と嘆いておられましたが、結局こういうのは最後は直観に頼らなくてはならないのでしょうかね?

タイムリー欠乏症

 らしいです、阪神。もう完全にお尻に火がついちゃいましたね。原稿の締め切りが近づいたわたしと一緒です。ここで、底力を見せつけるのか、はたまたアカンたれぶりを露呈するのか、運命の分かれ道ですね。

 昨日は、任意後見契約を結んでいて見守り中の方と、一年に一度の逢瀬でした。3カ月に一度お目にかかる方もいれば、puっちゃんなどは月に一度訪問しているし、この頻度は依頼者の希望に合わせていて、もちろん変更可能です。お昼御飯をいただきながら近況をお聞きしましたが、最近は交友関係についてもだんだん分かってきたので、「あぁ、どこどこにお住まいのあの方ですね」とか相槌を入れながら、頭の中で相関図を描きます。

 繰り返しになりますが、このように徐々に理解を深めて関係を構築できる所に、任意後見契約の醍醐味があるのです。いきなりは無理なのです。ただ、この人となら信頼関係を持つように前向きになれそうだ、と思っていただいて始めるのです。ん?これって経験ないけど結婚とオンナジってことでしょうか?

「市民後見人からの発信」無事終わりました

 秋晴れの10月4日、阿倍野区民センターで開催された表記シンポジウムは、主催者の心配をよそに盛況で座席もほとんど埋まりました。後半のパネルディスカッションでコーディネーターを務めたのですが、大過なく終了できたように思っています。

 市民後見人お三方からは、「みのもんたじゃなけいれど、ほっとけない気持ち」とか「岩間准教授の理念に共感している」「地域で育った者として自然なこと」と、市民ならではのお話が出て、来場された方たちにもリアルな感じが伝わったのではないでしょうか。わたしからはまとめとして、「みんなで市民後見人を育てていくことが大切」とお話しさせていただきました。

 この日は、大阪市市民後見人登録バンク第二期生の方々の登録式もあって、登録者は総勢84名となりました。第三期生の募集も始まっています。ご自分の能力、エネルギーを地域の権利擁護に生かしてみたいと少しでもお思いの方は、まずはオリエンテーションに参加してみていただけたらとお願いします。

 さて、26日は大阪司法書士会館で「任意後見説明会」を開催します。こちらもコーディネーターを務めることになっています。ようやくチラシが送付され始めたところですが、任意後見に関心をお持ちの一般の方々に来ていただければなぁ、と切に願っています。任意後見契約については、一部で起こった事故の影響が大きく、警戒心を持って受け止められる部分があります。しかし、正しく使えば良い制度です。いかにして正しく使うか、を考えるシンポジウムにできるようリーガルサポートおおさか研修委員会全員で準備しているところです。

格安会社設立登記

 最近ネット上で「会社設立○○円!」などと良く見かけます。起業当初は資金が乏しいことも多いし、少しでも経費を安くしようと、きっとインターネットで検索する方も多いのでしょうね。「手数料は3万1500円(消費税込)」などのセールストークを見ると、どこまでやってくれるのかなー?と思うのですが、依頼したことのある方教えてもらえませんでしょうか?

 登記を含む会社設立時の支援サービスは、司法書士というより、行政書士や一般の会社がホームページを使って営業活動を盛んに行っていて、価格はかなり破壊されてきているようです。もちろん、利用者にとっては望ましいことでしょうし、物価は需要と供給で決まって行く部分もあるでしょうから、低価格そのものを非難するつもりはありません。ただ言えることは、当事務所ではそんな価格ではできないということと、もう一つは、そのような価格競争に参加するのは疲弊するばかりだろうから、遠巻きにして見ておくということでしょうか。

 今日もpuっちゃんと話していたのですが、「ただ手続きをすれば良い」という仕事は既に我々司法書士でなくても構わなくなってきていて、逆に我々としては、手続きにとどまらず専門家としてのコンサルティングまで含めた仕事を提供していかなくては生き残っていけない、ということなのでしょう。知識と知恵が求められるわけですが、それだからこそ面白い!とも言えますね。

秋がない

 今はもう秋~♪です、ようやく。でも初秋の爽やかな時をすっ飛ばされた感じがしませんか?ついこの前まで夜もゆるーくクーラーを掛けていたのに、急に窓を開けていても寒く感じるようになりました!puっちゃんなんて、熱を出してしまったじゃないですか!誰に抗議しているのかわかりませんが。株式市場とおんなじ、乱高下です。

 昨日は、交通事故の人身事故訴訟の研修でした。大阪弁護士会交通事故委員会副委員長の森川憲一弁護士が講師を務めてくださったのですが、とても具体的ですぐにでも実務に役立つ内容で、雨の中参加した価値は十分でした。人損というと、訴額が高額で司法書士の業務範囲を超えると思いがちですが、後遺障害12級までなら司法書士の代理権の範囲内になることが多く、反対に弁護士が受託するには少額だそうで、積極的に関与してもらいたい旨のお話もありました。当事務所では交通事故では物損の訴訟の経験しかありませんが、昨日の講義で基礎知識も得られたので、依頼があればぜひ取り組んでみたいと思います。被害者本人が交渉する場合と、弁護士が就いて交渉する場合では、損保会社の示談提示額にも差があることが多いそうです。

 自賠責保険の利用の仕方も分かりました。自賠責というのはかなりいい制度ですね。基準に従って必ず支払ってくれるようですから。自賠責だけでは足りない、納得いかない部分について、示談交渉や訴訟で請求していくということなのですね。数年前まで車に乗っていたのに、こんなことも知らなかったなんで恥ずかしいです。無事故だった証でもあるのかも知れませんが。

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