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2008年8月

間一髪?

 昨日、ついに信託受益権の売買の登記申請をしました。

 決済が東京、物件は大阪。なので、本来であればオンライン申請を行うところですが、信託目録がデータ化していないため書面申請しかできません。というわけで、決済が終わってトイレにも行かず、新幹線に飛び乗りました。買主の会社のご担当者から「指定取ってるんですか?」と聞かれましたが、決済が何時に終わるかわからないし、終わり次第乗りたいので自由席です。

 朝からの決済で、朝一番の新幹線で大阪から行っても間に合わないではありませんでしたが、puっちゃんの「大雨とかで止まることもあるから、前の日に東京に入ってる方が安全ちゃいます?」とのアドバイスで、前泊しました。結果として、昨日の朝のうちは新幹線も予定通りだったようですが、わたしが乗った午前11時東京発のしばらく後の列車は、静岡県あたりの豪雨で遅れていた模様。新幹線内の電光掲示板には「運転を見合わせています」と赤い文字が流れていました。

 もう少し決済に時間が掛っていたら、あるいは雨雲がもう少し早く活発化していたら、昨日中に登記申請はできていたかしら???と想像すると、ぞっとします。登記は対抗要件とはいえ、決済当日に申請するのが大原則。気象のせいで法務局に行けないのは司法書士の落ち度ではないけれど、依頼された仕事が上手く行かないのはやはり厭なものですから。

ご用心。

先日puchiちゃん先生が、鞄を斜めがけにしたまま「雨止まないかなぁ~」と窓の外を気にされていました。

 印紙等を買うために高額な現金を持ち歩く時は、徒歩よりも安全なので自転車に乗りたいのです。が、雨の日に傘差し運転をすると家計簿さんに「危ないですっ」と叱られてしまうので悩んでおられたというわけです。

 大阪府は32年連続でひったくり認知件数全国ワースト1という不名誉な記録を更新しているそうで。大阪府警に頑張ってもらうのはもちろんなのですが、腹立たしい&悔しい思いをしないために普段から十分注意をしようと思います。

ちなみに、puchiちゃん先生は雨が小降りになった隙に自転車でおでかけになりました

ホミック通信

 年に3回程度、お客様に送付している「ホミック通信」のバックナンバーを、この度当事務所ホームページ(www.homik.com)にアップしました。事務所のここ数年の軌跡がよく分かってしまいます。昨年は1度しか発行できていないのは、秋にわたしが腕を怪我して身動きが取りづらかったからだなぁ、なんてことにも改めて気付きました。まだ10号ですが、継続は力なりと考えて、ぼちぼち出して行くつもりです。

キャベツの切り方

 お好み焼きのキャベツはどのように切りますか?母は千切りでした。山陰から出てきた人だったので、多分実家でお好み焼きなんて食べたことなかっただろうし、見よう見まねで作ったことでしょう。生地も作るたびに固さが違って、得意メニューではなかったように思います。

 外食をするようになって、外でお好み焼きを食べると、キャベツが四角く刻まれているのを発見!その方が混ぜた時に生地に馴染みやすそうだし、食べやすい気がしていました。

 ところが、昨日近所のお好み焼屋さんに初めて行ったら、そこは昔懐かしい千切り!プロでも千切りなんですね。決して母が物知らずだったわけじゃないんですね。でもキャベツがはみ出てちょっと切りにくかったんですけど。

 ちなみにインターネットで「キャベツの切り方」と検索してみたら、結構たくさんヒットしました。お好み焼きの作り方に関するページはかなりありそう。いくつか覗いてみましたが、千切りにこだわる人もあれば、2㎝四方や1㎝角など様々。結局は、だからこそ「お好み」焼きだそうです。母もその日の気分でお好み焼きを作ってくれていたのでしょうか。

信託の登記は来ない

 ふふっ、昨日の「信託受益権の売買」の記事を引用して、そんな登記の依頼は「こないですよね・・・」と書いてくれている人がいた 同業者なのかしら?テリー同業者は、この度わたし推奨の書籍を数冊先行投資したのに、回収不可に終わってしまうのかしら?

 オリンピックのコマーシャリズムが嫌いだ、と書きましたが、本日の日経「私の履歴書」にスポンサー方式に転換したからこそ存続できた、とありますね。なるほど、そういう側面もあるのですね。でも四年ごとに転々として、その場その場で建設工事しまくるのはどうも・・・全部の施設が再利用されてるのでしょうかね?

 しかしよくよく考えてみれば、多くの国と地域(アナウンサーの台詞から借用)が関わるイベントという意味では、確かに世界随一なのでしょうか。日本人が関心が薄い種目でも、他所の国では花形競技だったりして、各参加国に配慮していたら、こんなにでっかくなってしまったのでしょうかね。いずれにせよ、トップアスリートの技とひたむきさを見たいのは事実です。でも狭い日本ではして欲しくないです。

信託受益権の売買

 来週「信託受益権の売買」の登記をすることになりました。初めての経験ですが、周囲の同業者に聞いてみても、経験者は稀なようです。

 信託というのは、委託者A(財産を出す)と受託者B(財産を預かって運用したりする)と受益者C(財産の運用益をもらう)と、登場人物が三者あるのですが、A=CやA=Bも可能だったりするのですが、この度は、Cが自己の有する受益権をC´に売却するのです。さらに言えば、C´とBで「信託解除」をして、信託に出されていた不動産は『普通の現物の不動産』に戻ります。

 信託は受験の出題範囲にも入っているので概略は分かっていましたが、この度手持ちの本以外にも買い足してかなり勉強しました。有難いことに、今月初めに「わかりやすい信託登記の手続」という解説書が発刊されて、カユイ所にも手が届いたし、今は続々と信託受益権の売買の登記が舞い込んでこないかと切望しているところです。

読書感想文

 お盆休みに入る前に所長から、事務所で回そうと思っていると「プロ法律家のクレーマー対応術」という新書本を借りましたので今回はこの本の感想です。

 最近、産地偽装・原材料偽装・賞味期限の書換え等、一般消費者に不安を与える事件が連日のように報道されています。その結果消費者庁の設置や、国民全体としての消費者意識の高まりがもたらされました。これは企業と消費者の対等な関係を作り国民の安全な生活を守る上でとても大きな成果だったと言えます。

 その反面、過剰な権利意識によって明らかに理不尽な要求を企業側に突きつけたり、消費者の声を真摯に受け止めようとする企業側に漬け込んで不当な要求をしたりする、一部の悪質な消費者を増加させたという事実もあります。そういったいわゆるクレーマーがいるために、彼らに対応する役割の人々が疲弊し、本当に救済されるべき消費者が後回しにされるのではせっかく正常になりつつあった企業と消費者の関係がまたしても破壊されてしまいます。

 本書は、悪質クレーマーと一般消費者の境界線を明示し、その対応策とどの部分から法律家などの専門家に介入を依頼するのが良いかが書かれています。法律家が介入してくると今度は自分が何らかの法的責任を負わされる可能性が出てくると考え、クレーマー側も慎重にならざるを得なくなります。結果として、平行線だった話合いに解決の糸口が見つかるようです。

 テレビ等でどう考えても理屈に合わないことを言っている人間に、必死に頭を下げている企業担当者を見ているといたたまれない気持ちになっていましたが、こういう場面で第三者として法律家が介入することの意味は本当に大きいのだなと感銘を受けました。

 ただ、金銭を得ることを目的とするクレーマーにしても、性格的・精神的な問題からクレーマーになる人にしても、悪質クレーマーが生まれる背景になんだか殺伐とした現代日本の姿が浮き彫りになっている気がします。大声で他人を罵ったり脅迫まがいの苦情を言ったりすることは恥ずべき行為であると私は思うのですが

女の友情

 友情に性別があるのかどうか、未だに結論は出ませんが、女同士だからこそ分かち合えることがあるのは多分事実。そしてシングルのわたしにとって、女友達は言葉のあやでなく『財産』です。男は違うのか?と男性の友人から叱られそうですが・・・

 女の友情が描かれているもので好きな作品は、「マグノリアの花たち」という映画と、「ブリジットジョーンズの日記」。こちらは本の方ですが。言いたいことはずけずけ言って相手の心をえぐって、いざという時に誰よりもあったかくて頼りになる♪というのが、目指すところなのです。こんなに好きなのに、プリンスエドワード島のアンとダイアナの友情はお行儀が良すぎてピンと来ません。

 お盆休み中にアメリカTVドラマの「SEX AND THE CITY」を少し観ました。過激な感じがして期待していなかったのですが、都会の真っただ中でありのままの自分をさらして、支えあって闊歩してる主人公たちが好きになりました。やっぱ女の友情はいいよなぁ。

 但し、みんな何だか高給取りのようでとっても贅沢なところが、羨ましいような腹立たしいような。

高齢者の手術

 毎日オリンピック漬けです。コマーシャリズムの臭いがぷんぷんする場面は嫌いなのですが、トップアスリートの競技はあまり知らない種目でも引き付けられてしまいますね。

 被後見人のYさんが自室でこけたらしく、大腿骨を骨折してしまいました。80代も半ばなので、手術なんてしないと勝手に思っていたら、お医者さんは迷うことなく金属片を埋め込む手術を勧められました。手術しなければ骨が接合するまで2,3か月ベッドで安静にしなくてはならず、結局は寝たきりになってしまうとの説明ももっともなことで、ご家族も賛成されたし、ご本人も抵抗はありませんでした。体力の事やら心配すればキリがありませんでしたが、術後4日目にはベッドから車いすへの移乗もほとんど自力でできて、以前のように、杖を使って自分で歩ける日も近そうです。高齢者にとって手術は負担ばかりが大きい、というのは思い込みだったようです。

ご存じのとおり、当事務所は北浜のオフィス街にある司法書士事務所です。世間はお盆休みとのことですが、さほど昼間人口が少ないとも思えません。とはいえ、普段、商業登記などでお世話になっている法人の顧客の方からのお問い合わせもここ数日少ないように感じます。

最近、HPを見てお問い合わせいただく方も徐々に増えてきたようで、ありがたいことです。動機を尋ねると、「会社に近い」というのが圧倒的に多いようです。確かに、日々忙しいビジネスマンの方々のこと、「お昼休みを有効に利用したい」と思われる気持ちも尤もです。

 ホミックは明日13日から17日までお休みをいただきます。ちなみに、私はちょいと避暑地に参ります。でも、たぶんオリンピック観戦のためテレビに釘付けかと。。。それにしても、あの「足跡花火」にはすっかり騙されたのは、私だけでしょうか?

新手の手口

http://mainichi.jp/select/today/news/20080808k0000e040105000c.html

 警察官を名乗る振り込め詐欺が起こっていると報告されています。またもや「いたちごっこ」ですね。「税務署」を騙るのに警戒が浸透したと思ったら・・・

 週末の大阪司法書士会臨時総会を終えて、会則改正に反対した会員の中には、今後は会とは一定の距離を置きたいという感想が出始めています。贔屓目かもしれませんが、わざわざ反対の意思表示をした人は心ある司法書士が多いです。賛成した人たちが「心ない」わけではありませんけれど。見識が高く情に厚い先輩同業者がいますが、何年も前に司法書士会の執行には関わらないと心に決めておられます。何があったのか詳しくは知りませんが、歴史は繰り返すのでしょうか?

空しい週末

 先日、大阪市内の高齢者が集まる施設で成年後見制度の大まかな説明を行いました。カルチャーセンター的な意味合いの強いところだったので、本当に制度の入口だけについてお話し、どんな時に役立つのかイメージだけでも持って帰ってもらえれば、と思っていました。

 質問タイムに入ると、「報酬はどれくらいかかるのか?」といった制度に関心を持っておられる問いかけもあれば、「司法書士と行政書士とはどう違うのか?」ととっても答えにくかったり(「司法書士試験の方が難しい」とはっきり説明する同業者もいるようですが)、「民生委員はどんな仕事をしているのか?」と『わたしは何でも知ってるわけではありません・・・』と言いたくなるような質問が出て、ちょっといつもの講師とは勝手が違ったのですが、頷きながら聴いてくださる様子に、いくつになっても吸収力を持つ人間でいたいものだと思った次第です。

 昨日は大阪司法書士会の臨時総会でした。会則を変更する議案が上程されていました。「依頼者の本人確認をして、その確認の記録を10年間保存する」ことを会員に義務付ける内容の会則変更です。依頼者のプライバシー権侵害を懸念する異論や、昨年同じ議案が否決されているにも関わらず一年足らずで再上程する執行部の手法に対する批判などがありましたが、結果は、執行部の事前活動が実を結んで可決となりました。

 私自身は、上記の理由ももちろんのこと、そもそもなぜ会則変更が必要なのか理由の説明が不十分な一方、個人情報を保存する責任ばかり加重されるのは負担であるとの考えもあり反対をしていて、同じ意見の友人たちから委任もされて総会に臨みました。結局は、とても立派な反対討論をされる先輩がいることを知ったことだけが収穫で、空しい思いを抱えて帰りました。会則変更の効力発生はまだ先ですが、以降は依頼者に及ぼす影響も小さくありません。

 それにしても、当事務所ウェブサイトのプロフィールhttp://www.homik.com/profile.htmlに書いているとおり、やっぱりわたしは長いものに巻かれるのが嫌いなようです・・・

4年に1度の・・・

 今日から北京オリンピックが開幕しますね。普段全くと言っていいほどスポーツ観戦をしないのですが、オリンピックとなれば話は別80歳まで生きても20回しか見られないビッグイベントとなれば、無条件にワクワクしてしまいます

 事務所内で注目の競技は野口選手の2連覇のかかったマラソンなのですが、個人的には走高跳が気になります。というのも先日NHKのオリンピック特集番組で紹介していたのがキッカケという、ほんとに俄かではあるのですが・・・。

 スウェーデンのステファン・ホルム選手とバハマのドナルド・トーマス選手。ひたすら努力を重ねてきた人と、競技を始めて1年半で世界一になった才能の人の勝負。勝つのはどっちか、はたまたこの二人以外が勝つのか楽しみです。

でも二人とも跳んだ時の高さは電話ボックスを越えるんだそうで・・ほんとよく跳びますね

暑い夏にはこれ!

毎日茹だるような暑さが昼夜問わず続いていますが、皆様お元気でしょうか。
久々登場カケイボと申します。
本日も後見に関する月初めのルーティンワークのため外出しましたが、外はとんでもなく暑かったです。オフィス街は地面も建物も熱を溜めていて、かつ路面が日差しを照り返すので全身堪りません。

そんな中、先週個人的に梅田の某ビアガーデンへ暑気払いへ行って参りました。超有名な場所なため、予約客でいっぱい。メンバーのうち遅れて来た人たちはエレベーターの順番待ちを10分くらいしたとか。それでも時間いっぱい、お腹いっぱい飲んで食べて楽しんだので皆満足して岐路につきました。
夜の外でビールを飲むのはどうしてこんなに気分がいいのでしょう。この夏、もう一度そんな機会が巡ってくればなぁと思います。

写楽 仮名の悲劇

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080803-OYT1T00720.htm?from=any

 東洲斎写楽の肉筆画が見つかったとか!20年ほど前に「写楽 仮名の悲劇」(梅原猛著)を読んで、その時は写楽の虜になりました。謎多き画家がいったい誰なのかを推理していく、サスペンスもどきの評論?です。

 ハリー・ポッター最終巻読了しました。これまでの伏線の集大成になっているので、どうしたってこれまでを読み返さざるを得ない!特に第6巻は多分1回しか読んでないから、細かいところ覚えてなくって・・・えっ?1~4巻は多分3・4回ずつ読んでますけど?

 

見守り中

 将来判断能力が衰えた時に備えて契約するのが「任意後見契約」ですから、契約締結しても実際に任意後見人として執務するまでにかなりの期間があります。その間を「見守り期間(見守り契約)」として、3か月に一回とか1年に一回面談し、合間で電話連絡をしながら、依頼者の様子を把握しつつお互いに理解を深めていく、ということはこれまでも何度か書いたとおりです。

 見守り中のDさん宅へ3か月ぶりに伺いました。契約から1年強経って、段々と食べ物の好みや、人付き合いの仕方、どんなことに関心が高いかなどが分かって来たなぁと思っていたところです。今日は、かつて体調不良だった時にどんなに精神的に追い詰められて苦しんだかという話を初めてお聞きしました。辛かったことほど、簡単に人には話せないものです。いくら一応の信頼を置いていただいて任意後見契約したとは言っても、すぐにはお話にはなれなかったのでしょう。人間関係を作っていくにはやはり一定の時間というものが必要だと感じましたし、こうやって繋がりが醸成されていくところに、任意後見契約の妙味があるとまたまた再確認。

 「お年寄りが本当に任意後見契約を理解しているかどうかが判らない」という理由で、任意後見契約に消極的な同業者もいます。しかし、理解を得るのはどれだけ分かりやすく説明したか、具体的に、言ってみれば露骨に説明したかに尽きると思っています。まぁそれでも、都合のいいように聞き取ってしまわれる場合がないとは言い切れませんが。でも、わたしは任意後見積極派です。懇意で近い親族がいらっしゃらない方は、前向きに検討される価値があると思っています。

 これも親しくなった効果か、会った途端「こんなん言うたら悪いけど、先生肥えはりました?」と言われちゃいました

修行の身

はじめまして!4月からホミック司法事務所で修行をさせてもらっています。。

遅ればせの嘆きのホミックデビューなのですが、これからどうぞ宜しくお願いします。

毎日暑いですね

当事務所はビルの最上階にあるのでとにかく暑い!エレベーターから降りた途端呼吸が苦しくなるという日々が続いています。。早く過ごし易い気候になれば良いなぁ・・・。。

アツイといえば・・・先日、新人向けのクレサラ研修会に行ってきたのですが講師をして下さった司法書士の先生も熱かったです!!

研修内容もさることながら、多重債務者救済に励むその姿勢も勉強になりました。

本当に色々なところから学ぶことの多い毎日です。。

声はすれども姿は見えず

 午前中は蝉の声がすごいです。中央区の土の地面が少ないエリアで、どこにセミたちは埋もれてたんでしょうか?

 木の横を通り過ぎる時に、「これだけ鳴いてたら、幹に張り付いてるセミが見えるやろー」と目を凝らすのですが、見つかりません。特にセミを愛でたいわけじゃないのですが。

 8月が始まりました。ちょっと夏休みモードを入れて気分転換しながら、暑さを乗り切ろうと思います。

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