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2008年7月

歳時記

 今年二度目の「ホミック通信」を先日発送しました。タイトルは「心頭滅却すれば火もまた涼し」です。いつもこんな感じで季節感ある言葉を探しているけれどなかなか思いつきません、という悩みを今号の冒頭に綴っていたら、読んでくださった方から「日本の歳時記」というきれいな写真付きの雑誌が送られてきました。「良いフレーズが天から降りてきますように」というメッセージと共に。目を通していただいた上に、励ましまでいただいて。有難うございます。

 ストレスがかかっているのか、原因に思い当たる節がないではないのですが、上瞼が時々ぴくぴくします。いつもの漢方薬剤師さんに相談すると「心配はいらない。フリスクとかを舐めたおすと良いかも」とお返事があり、普段は口にしないのですが、フリスクを3ケース購入し舐め続けています。結構お口の中がピリピリします。

 同業者の友人(♀)が先日結婚披露パーティを開きました。業界重鎮らと共に出席し、テーブルを回って来たときに「ブーケちょうだいな」と冗談半分、欲しい気持ちはやまやまで声を掛けたら、帰り際に本当に渡してくれました。満面の笑みのわたしに、業界重鎮らは「今さら?」とか「頑張りやー」とか好きなこと言ってましたけど。18年ほど前親友が結婚したとき、当人はわたしにブーケを渡したいと思ってくれていたのに、幼馴染のお母さんから「うちの子にブーケやってね」と頼まれて、わたしは貰えなかったという苦い体験を思い出しました。その後良縁に恵まれなかったのもブーケをもらい損ねたせいでは?なんてね。この度リベンジというわけに行くんでしょうかね???

ヤミ金へは返済する必要なし

 http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20080712ddlk28040419000c.html

出資法の定めを超える利率での貸付は公序良俗違反で無効。よって利息も元本も返済する必要はない、とする大阪高裁判決が出ました。

 さらに本日から、ヤミ金がスイスの銀行に送金していた29億円を被害者に分配する手続きが始まったそうです。

 裁判や法整備による救済は、結局被害が出た後のこと。それも100%の被害回復は望めません。どうすれば事前に食い止められるのでしょうか?

歓びの舞

 昨日、事務所で水が出ないという事態が起こりました。気づいたのが12時半頃。復旧が4時半過ぎでした。

 当事務所は9階建てビルの9階にあります。(以前も書きましたが、お陰でとっても、異常に暑いのです)管理事務所の「減水になっていたので、水を上げています。7階で出てますので」の説明に何となく直に元通りになると思って、何度も廊下に出ては共同キッチンの蛇口をひねるのですが、うんともすんとも言わない様子に焦りと切迫感が芽生え始めました。おまけに、7階のトイレに行ったら、何と流れないじゃないですか!puっちゃんと震災の時の断水の思い出を語り合ったりしながら、今日はみんなで早退かな?とも思っていたのですが、断水を忘れたpuっちゃんが9階でトイレに行って「あー忘れてたけど水出ました」と戻って来たとき、水が出るって有難い♪と改めて実感し、アフリカなどで井戸が掘られて喜ぶ住民の気持ちがよくわかりました。

 今朝ニュースを見れば、東北でまた地震。やはり水の備蓄をするべきかもしれませんね。

水際作戦

 以前に女性弁護士が司法書士会で「生活保護を申請しよう」という研修をしてくださった時に、「水際作戦」のことをお話しになっていましたが、本当に非情な対応があるのでしょうね。窓口で申請に行きつくのが一苦労のようです。

 http://www.asahi.com/national/update/0721/TKY200807210266.html?ref=any

 最後の生命線であるべき生活保護の不正受給も報道されたりして、財政難の自治体の立場も分からないではありません。どんな立派な規律も、結局運用次第、使う人間次第ですね。

ベタですか?

 ちょっとデザインを変えてみました。ベタな感じでしょうか?これを機に、まめに更新できればいいんですが。

 http://mainichi.jp/life/health/news/20080710ddm013100174000c.html

 同業者にも、被後見人に徘徊の症状があって、大変苦労している人がいます。探し回ることまで後見人の職務ではないだろうけど、警察に保護されたら引受に行かなくてはならないようです。この報道のように地域全体で見守る態勢があるのは、いいですね。「地域力」というものが、後見業務を通じてようやく分かってきた気がします。父も在宅の間は、随分ご近所の方々に援助していただきました。司法書士として、「地域力」の一端を担えればいいなぁと思いますが、事務所の立地とがちょっと不向き?

「極大射程」

 本がものすごく面白かった記憶があったので映画もそこそこ期待して見ましたが、ドンパチ場面が迫力あるだけで、原作の痛快さが10分の1くらいになってしまっていました。残念

 一方、あまり興味のなかった「ザマジックアワー」。友達に付き合って映画館に行ったのですが、がはがは声出して笑えて大層気分転換になりました。puっちゃんも観たそうで、佐藤浩一をテレビで見たらナイフ舐めるんちゃうかと思ってしまう、とハマってしまった様子です

 土曜日に、大阪弁護士会の高齢者・障害者総合支援センター(愛称ひまわり)が「どうする!?大阪のこれからの後見」というシンポジウムを開催され、我がリーガルおおさかの多田支部長が発言要請されていることもあり、参加をいたしました。このシンポに先立ち、大阪弁護士会・大阪社会福祉士会そしてリーガルおおさか所属の成年後見業務を行っている会員にアンケート調査をされ、その結果も発表されていました。

 全国的にも、そして大阪でも、家庭裁判所が選任する親族以外の成年後見人は、司法書士か弁護士か社会福祉士がほとんどを占めているのが現状です。それを「三士会」などと呼んだりもします。その中で、司法書士と弁護士が競い合ってる部分があるんですよね。で、件のシンポジウムでは、司法書士の代表である多田支部長はパネリストには招かれず(アンケートに協力したにもかかわらず)、会場からの発言として一人椅子も与えられず壇上から司法書士の立場をお話ししたのでした。何だかひまわりも子供っぽいことするよなー、というのが率直な感想です。

 それにしても大阪弁護士会館の立派なこと!会場ホールは500名収容と聞きましたが、決してぎゅうぎゅう詰めなどではなく、奥行きのある机に司法書士会なら3人掛けのところがゆとりの2人掛け。さすがでした。配布された「成年後見人の担い手に関する報告書」もさすがのまとめ方。人、物ともに豊かだなーと、改めて羨ましく思いました。

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