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そして専用ダイヤルにかけてみた

 悪評高い「ねんきん特別便専用ダイヤル」に掛けてみました。一応今回は被保佐人の件で、保佐人の立場で。繋がるまでの間に「この電話は市内通話料金でご利用いただけます」とのアナウンスが流れ、社保庁なりの配慮が示されます。何でフリーダイヤルちゃうねん!との声はよく聞きますが。

 電話口に出た相談員が「○○です」と名乗ります。こちらは、まずは被保佐人の氏名は言わずに立場を説明しました。するとはなっから「ご本人の記憶に基づいて云々」と何一つ進展しそうにないことを繰り返します。そもそもがこちらは凶暴化しているので、苛立ちを隠しません。「いや、誰のものか分からない記録があるわけでしょ?それが、本当はこの人の年金なのに、ご本人が認知症などになっていて思い出せない場合、その年金はもらえないわけですよね。その不利益をこちらが受けなければならないんですか」「そういうことになります」「はー、開き直りですか」「ちょっとお待ちください・・・・・お待たせしました。あくまでもご本人の記憶に基づいて記録を確認することになっていまして云々」(云々というのは論旨がはっきりしないセリフなので頭に残らなかったということです)「テレビなどでは何かヒントを言ってくれるとか聞きましたが」「ご本人の記憶に云々」と押し問答が重ねられた末「こちらの責任です。社会保険庁が悪いんです。私たちだってこのやり方が良いとは思っていません。少しお待ちください・・・・・・社会保険事務所に電話していただいて、職員の訪問をご相談ください。訪問できる場合もありますので。訪問する際には手ぶらで行くわけにも行きませんので資料を持っていくことになるでしょう」

 なんや、最初っからそう言ってよ。相手が非を認めて以降は、わたしも感情を排して話せました。この専用ダイヤルのための臨時職員の可能性が高いんだろうけど、それでも謝ってもらえれば、判ってるんならいいけどという気になるもんです。謝ったからってどうにもならなくても、謝られれば少しは救われるんです。あらゆる事象に通じる普遍のルールだと再確認。第一声をお詫びの言葉で始めるマニュアルに変更してはどうですか?かなりの量の不毛な会話が避けられる気がします。

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