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2007年9月

家族も悩む、高齢者の運転

 先日、父親の成年後見制度利用について相談を受けた際も、相談者がこぼしていました。「いくら運転を止めるように言っても聞いてくれない。父は自分が鈍くなっている自覚がないから。自分が怪我をするだけなら良いが、人様を撥ねたりしたら・・・警察に言っても、本人が希望する以上免許を更新せざるを得ないと言うだけだし」

高齢者の免許返納の記事がありました。車がないと生活が立ち行かない方もいるのでしょう。自身がヒヤヒヤしながら車を運転なさっているのかもしれません。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070925k0000m040098000c.html

快進撃よ、いつまで続く

 阪神が思わぬ快勝を重ねているので寝不足だ。試合中継はできるだけ観、スポーツニュースも各局はしごせずにはいられない。いつお風呂に入ればいいのよ?日曜深夜は「虎バン」があるし、土曜朝は「ぷったま」が欠かせない。負けが混んでいれば見向きもしないのにね。

 こんな緊張する試合ばかり続けていたら、優勝しても、クライマックスシリーズで負けて日本シリーズには出られないだろう、というのが典型的悲観主義阪神ファンとしての予測なのだけど・・・勝てば嬉しいが、勝ち続けると不安になる。ツライ。

市民後見人、大阪で誕生

 普通の市民が第三者後見人を引き受け地域福祉の一端を担おう、という発想が『市民後見人』です。この言葉を初めて言い出したのは、リーガルサポートの初代理事長大貫司法書士と言われています。成年後見制度の浸透に伴い後見人の不足が懸念されていて、その打開策として注目されています。

 大阪市では、市民後見人を研修を通じて養成し、さらにその後の後見人としての活動を支援して行くという事業を始めていて、来る10月6日に市民後見人バンクの登録者第一期生が誕生します。養成研修に携わって来たので、ようやくここまで来たかぁ、と一安心です。後は家庭裁判所からの受任依頼を待つだけですが、受講生の皆さんからも、ボールよ早く飛んで来い!と待ち構えておられる勢いが感じられ頼もしい限りです。

 大阪市の市民後見人は「報酬を前提としない」という基本理念に基づいています。地域住民の権利を地域の力で護る、という崇高な試みなのです。大阪市のこの呼掛けに応えて来られた受講生の皆さんの意欲には、本当に頭が下がる思いで、この仕組みが機能し社会の評価が得られるものに成長することを願ってやみません。ただ今「市民後見人マニュアル」を、市民後見人バンクに関わる専門家で分担して作成中ですが、急がねば・・・・

当事者意識

 社会保険庁のお役人方の記者会見を見ていると、その当事者意識のなさに世間とのズレを感じてしまう。腹が立ちます。そこで提案ですが、「ところであなた自身は不正な業務をしたり、あるいは同僚の不正な業務を見逃したりしたことはありますか?」と質問してみてはどうだろうか?こっちが組織全体に不信感を持ってることが伝わると思うんだけど。やり過ぎになってしまうのかな?

 当事者になれずに気の毒に思えるのが、離婚する夫婦の夫側の両親です。夫婦に小さな子供がいる場合、妻が子の親権者となることが多くて、夫の両親はこれまで可愛がってきた孫の行く末に口を出すこともできなくなります。夫には面接交渉権が認められるとしても、祖父母にはありません。一生懸命孫への思いを語る祖父母に、当事者でないと説明するのは辛いものです。

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