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2007年8月

国が悪いで済ませてはダメ

Rおばあちゃんは誰とも意思疎通ができず、一人で身体を動かせない方。特別養護老人ホームに入所して数年が経ちます。後見人として月に一度訪問しますが、いつも職員の人たちは忙しそうで挨拶を交わすことも稀。他の施設では顔見知りもできますが、ここにはそんな職員はまだできません。かれこれ2年以上通ってるのですが。

 先日は、おばあちゃんは昼ごはん前だというのにパジャマのまんまで、おまけに腰の辺りが薄茶色に染まっています。そっと触れてみると湿っていました。もちろん直ぐに、職員を呼び止めて汚れを指摘したのですが、ともかくこの特養はちょっと行き届かないことが多い印象なのです。大きな目ヤニが付いたままのこともありました。

 ってなことを、親しいケアマネージャーと焼酎を飲みながら話していたら、「職員を規制ギリギリの人数でやってるんやろね。でも、遠慮せずに言うべきことはちゃんと言わないと。国が悪いで済ませたらあかん」と力説されました。つい『この人達も少ないスタッフと重労働で大変やろなぁ』と妙な理解を示してしまいがちですが、それじゃぁいつまで経っても変わらないですもんね。利用者が声を上げ、現場スタッフが声を上げ、やがては国に伝わるのでしょう。まぁ聴く耳を持っていればの話ですが。

この夏一番の活躍グッズ

 暑さの峠を越えるのはいつなんでしょうか?少しでも熱を逃がすスタイルをと、身だしなみに気を掛けることも億劫な毎日です。一方で水分摂取には気を配っていて、今年とっても役立ったグッズが「水出し用水筒」です。アクリル製の透明な水筒なのですが、中にティーバッグを泳がせる格子の仕切りが付いていて、水出しでゆっくり冷茶を作れるというものなのです。紅茶はもちろん、台湾烏龍茶、プーアール茶、ジャスミンティーを日替わりで淹れて楽しみました。テリー同業者から「水出し紅茶はやっぱり美味しいわ」と聞いてはいましたが、確かにえぐみがなくスッキリした味だし、何と言っても簡単なのが良いのです。酷使したせいか少し茶ばんで来ましたが、夏が来る前に良い買い物したわぁとシミジミ。来年は一つ買い足して、同時に二つのお茶を楽しめるようにしてしまおうかしら?

司法書士の請求書

 お久しぶりです・・・・山に行って顔を怪我したりしていたもので、すっかりご無沙汰になってしまいました。

 さて、身内の恥を晒すようですが、驚いたので書いてみます。我々司法書士の請求書や領収書は様式が決まっていて、専門家としての仕事に対する「報酬」と、登録免許税などご自分で登記や訴訟をしても支払わなければならない「印紙代」の部分を分けて記載することになっています。(他にも消費税などの項目もありますが。)すなわち、「印紙代」は司法書士によって変動するものではないし、交渉で安くなるものでもないわけです。で、それを悪用して、実際の登録免許税を水増しした請求書を作成して、お金を依頼人から受け取った同業者がいたそうで、懲戒処分を受けていました。ちなみに大阪ではありませんが。

 何とまぁ、せこいことをするものです。「これだけの報酬を頂きたい」ということであれば、正々堂々と説明して請求しなければ。我々の仕事は依頼人の目に見える部分が少ないので、報酬について理解を得づらい場合があって、悲しい気分になることがあるのも確かなのですが。

 登録免許税の計算はさして難しいものではありませんから、ん?と感じることがあれば、自分で再計算してみるのも一手です。しかし、ばれないと思った同業者がいたことには本当に驚きます。

 ついでに申し上げれば、「報酬」「印紙代」合わせて「登記費用」なわけで、えっ?司法書士ってこんなに儲かるの?と誤解をしないで下さいね。印紙代は全て国に納められています。

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