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高次脳機能障害

 こんな言葉を聞いたことがありますか?「交通事故や脳血管疾患(脳卒中など)により、脳の損傷を経験した人が、記憶・注意・思考・言語などの知的な機能に障害を抱え、生活に支障を来たすこと」などと説明されていますが、医学的な定義は定まっていないとも聞きます。外観では障害が判らないので他人の理解が得られず苦しむ交通事故被害者の事例は、テレビ番組などでご覧になったことがあるかもしれません。

 成年後見法学会でも重要テーマとして研究チームが作られています。私自身が勉強不足でどのような問題点があるのか触れることはできませんが、ちょうど「高次脳機能障害と成年後見制度の活用」というシンポジウムの報告に目を通そうかと思っていた矢先でした。友人の配偶者が脳血管の病気のために言葉を失っているというのです。突然身近なことになってしまいショックでした。心配事などなく笑っていられた学生時代は遠い昔です。

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