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会社と定款

 決算期を終え、今日から新年度という会社も多いのではないでしょうか?

商業登記のご依頼を受けた際、「会社の定款を見せてください」と言うと、「どこにいったかわからない!?」「そんなんあったっけ??」などというお答えが帰ってくることがままあります。

「定款」とは、会社の目的、組織、業務などに関する基本的なルールのことで、個々の会社において必ず作成されなければならないものです。

確かに、設立時に作成したらその後お目にかかることは少ないかもしれませんが、金融機関からご融資を受ける際などに提出を求められることがあります。また、昨年の会社法の施行に伴い、様々な形態の会社が認められることとなり、それを定めているのが「定款」ということになります。

 特に、初めてご依頼を受けた法人様の場合、謄本と現行定款の御呈示はいただきたいところです。それによって、ご依頼の内容も異なってくる場合があるのです。

 より複雑となった会社法を、それぞれのクライアントの方々に合ったものにしてご提供することが我々専門家の務めであると、あらためて思いました。

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