今日は任意後見契約を結んでいただいている女性と、高齢者向け賃貸住宅を見学に行きました。その施設はあくまでも賃貸住宅で、介護ヘルパー事業所が隣接されているもので、介護つき有料老人ホームとはシステムが異なります。具体的には何がどう違うのか、今も完全に理解は出来ていませんが、「介護つき」だとその人の介護度で定められている利用料を必ず払わなければならず、それほど介護サービスを利用していなくても関係ないのですが、普通の住宅で「在宅介護」を受けるのであれば、利用したサービス分のみ利用料を支払えばよいようです。その代わり、サービス時間は決められていて24時間必要な介護を受けられるというわけではないということ。
なぜこんなことをつらつら書いているかというと、要は介護保険の仕組はなかなか複雑で理解が難しすぎる!と訴えたいからなのです。施設一つとっても幾つもの種類があり使い分けされているようですが、選ぶ立場からすると、何が当然のサービスで何が別料金になるのか、望んでも叶わないことは何なのか、一つ一つ確認しなくてはなりません。お役所の理想論で区分けしているように見えるのですがね。
在宅復帰を目指していて3ヶ月程度の入所を基本としている「老人保健施設」ですが、つい最近高齢者関係の団体で講師をした際、「老健が特養化しており、長期入所が増えている。望ましいことだ」というご発言を聞きました。在宅生活が不可能な高齢者が増えているのに、圧倒的にそういう方のための入所施設は少ないわけで、当然の流れのようです。
ところで、その講師に対するお礼状をいただいたのですが、「歯切れが良い・・・」とお褒めいただき嬉しかったです。同業者の前で改まって話をするのは、超緊張してしまうのですが、同業者の目がないとリラックスするようです。